ハワイで一番のシンボルとも言えるダイアモンドヘッド。
ハワイに行ったからには、頂上からワイキキの絶景を眺めたい!
ダイヤモンドヘッドの登山をしたい方に、行き方と登山の時の服装についてご紹介します。
ダイアモンドヘッドを横から見ると、マグロの頭のような形で、ハワイ語でマグロを意味する「レアヒ」と呼ばれます。
ダイヤモンドヘッドを上空から見ると、山の上部を吹き飛ばすほどのマグマの大爆発でできた「巨大クレーター」で、標高は232m。
ワイキキの中心から約4kmという近く、ジャングルのような山の中の登山とはちょっと異なり、気軽に楽しめるトレッキングです。
ダイヤモンドヘッドは連邦政府に買い上げられた軍用地!登山をすると要塞であることが各所でわかります。
ココヘッドからワイアナエまで全景を一望できる山頂は、オアフ島の沿岸防衛には理想的な場所なのです。
山頂には砲台や攻撃指令所の跡も残っていますが、戦時中、一度もここから砲撃をすることはありませんでした。
山頂からの景色は、これぞハワイ!最高!!
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行き方
トロリー
HiBus(JTBのオリオリトロリー)

2022年12月27日より運行再開!
ダイヤモンドヘッドルート「ダイヤモンドヘッド・クレーター内」下車
始発到着:8:23 最終出発:14:53
●始発便:オリオリステーション・アラモアナ始発 7:35
●運行時間:8:00~最終14:30(Tギャラリア by DFS時刻)
●運航間隔:約30~60分
ダイヤモンドヘッドルート
lealeaトロリー

※2023年1月現在は運行していません。
●【ワイキキトロリー】グリーン・ライン(運行間隔:約90分)
「ダイヤモンドヘッド・クレーター内(登山口)」下車
始発到着:8:25 最終出発:14:25
ワイキキトロリー

●グリーンライン(運行間隔:約35分)
「ダイヤモンドヘッド・クレーター内」下車
始発到着:7:55 最終出発:16:00
グリーンライン1日乗車券:大人 $25(オンライン割引価格$22.5)
ワイキキトロリー(ミニバス)乗り放題パス

●ブルーライン:コーストライン&ダイアモンドヘッドツアー
ワイキキトロリー
トロリーの場合は、途中見晴らしのよいところで15分休憩があり、トロリーから降りて写真撮影ができます。


タクシー

Tギャラリア by DFSから約4.8km 所要時間:11~15分
ダイヤモンドヘッドの駐車場にはタクシーがとまっていますが、いつも停まっているとは限りません。
THE BUS


バス停はトンネルの手前なので、登山口までは約15分歩きます。
23番「HAWAIKAI/SEA LIFE PARK」
「Diamond Head Rd + Opp 18th Ave」停留所下車
運行間隔:約30分

オプショナルツアー
ダイアモンドヘッドと他の観光がセットになったオプショナルツアーは大人気です。
服装

登山といっても登山用やトレッキング用の本格的な服装でなくて大丈夫です。

小さな子供からお年寄りまでいらっしゃいます。
片道は約1.3km、30~40分で登れますし、道は歩きやすく舗装されていたり、手すりもあり、勾配のきついところは階段になっています。
個人の体力差はありますが、登山客の中には、3歳くらいの子どもや70代の方もいらっしゃいます。
- トップス:Tシャツやノースリーブ
- ボトムス:パンツ(ストレッチ性のあるほうが登りやすい、階段の1段が大きかったりするので膝曲げる)、短パン、スパッツ
- 靴:スニーカーなどかかとが靴でホールドされるものが安全。
- 荷物:バッグは斜めがけやリュックなど両手は空くものをおすすめ
適度ないい運動で、からだがかなり温まり汗をかきます。
通気性が良い服装の方が疲れずに気持ちよく登れます。

私は季節に関わらず、登るときはいつでもノースリーブ。(ちなみにこの時のバッグはレスポートサックのエッセンシャルシリーズ)
最初はひんやりしていても、そのうちにからだが熱くなって登るのにちょうどよくなります。
個人的には肩が出たノースリーブは気持ちいいですよ~おすすめです。

朝方や風が強い日は山頂では肌寒いこともありますので、羽織物があれば汗をかいた後にからだが冷えません。
日中、特に午後に登ると日差しが強いので、Tシャツのそで部分に日焼け跡が残りそうという意味でも、ノースリーブにしてます。真夏の午後は山頂で日射病にかかる人もいるので気をつけてくださいね。
ボトムスは、斜度がきつく一歩が大きな階段もありますので、足が広がり、膝がよく曲げられる余裕のあるもの、伸縮性があるものが歩きやすいです。短パンでもOK。
靴はスニーカーなどかかとが靴の中に固定されるものがベスト。ビーチサンダルや普通のサンダルでも登れますが、かかとが靴の上で滑るので疲れます。特に下り坂は滑りやすいのでご注意を。
基本的に登山のときは、かかとが固定されていないと、凸凹もあるので足首がグギッ!ってなるかもしれないのでやめておいたほうがいいと思います。
歩道はほとんど舗装されていますので、土でドロドロになることはありません。
登山ですから、スカートとかヒールのあるサンダルは場違い。
- ハンドタオル
- 水
- 雨が降るかもという時はレインコート

なめたら大変!日中登山は必ず日焼け対策を
- 日焼け止め(日傘は周りの人に危ないのでやめましょう)
- 帽子
- UVカットの長袖
登山の時間帯

トンネルの開門時間:6:00~18:00
登山の最終開始時刻は16:30
入園料:$1、駐車場:一台$5
搭乗口から山頂までの所要時間は片道30~40分ですが、登山客の混雑度で違います。日の出ツアーや土曜日のKCCとセットになったツアーは登山客が集中し、登山道は大渋滞!ゾロゾロゆっくり歩きでなかなか前へ進めませんでした。
比較的人が少ない時間は、平日の午後です。
日の出ツアー

山頂から日の出をみたい場合は時間に注意!
ダイヤモンドヘッドの入口トンネルの開門は午前6時です。夏の日の出時刻は6時ちょっと過ぎですので、日の出の時刻までには山頂までに到着できません。
どうしても山頂から日の出を拝みたい場合は、冬ということになります。
私が参加した日の出オプショナルツアーは、トンネル前の展望台から日の出でした(ちょっとびっくり!)。
ここからでも感動~。
その後、山頂まで行き、ゾロゾロ歩きだったので時間はだいぶかかり、日の出から時間はたちましたが朝日は気持ちいいです。
登山証明書をもらいました。ツアー会社が発行しているものです。

登山ルート

山道入口より山頂までの距離は上地図の赤いラインで、片道1.3km、火口底面から山頂までの高さは171mで、山頂への道は1908年に米国陸軍沿岸防衛設備の一部として建設されたものです。
一番の難所は地図中「⑦階段」の99段の斜度きつめの階段。階段登りに自信がない人はゆったり登る迂回路がありますので大丈夫です。
入山料は一人1ドル。入り口で払いパンフレットをもらいました。日本語パンフレットもあります。

ここでの撮影は列が。列の自分の後の人にカメラを渡して撮ってもらうという暗黙のルールがありました。

噴火口の底面にある駐車場から山道への入り口は標高61メートルの地点です。ここから歩きはじめます。登山口の直前に休憩所があり、トイレはここしかありませんので登山の前に行かれることをおすすめします。
①登山口からスタート。

コンクリートで舗装されていますので、このへんは余裕で登れます。

ふとみあげると、たくさんの人が登山してます(平日の10:00頃)。このあたりは1908年に造られたままのもので、急な斜面を登るためくねくねの多い道になっています。

途中の「④展望台」。遠くの海もきれいですが、眼下の緑も美しい。

展望台のコンクリート台座には、建設資材を火口底からウインチとケーブルで山道の中間地点まで引き上げるためにつくられたものがありました。

「⑤階段」手前。74段の急勾配の階段の手前はちょっと渋滞。

トレーニングで走っている人も。

階段を登りつめると最初のトンネル(⑥トンネル)に入ります。

2番目の階段は99段あります(⑦階段)。斜度が急な階段が苦手な人は、なだらかに登れる迂回路もあります。

この階段は振り返りたくなるくらい結構な斜度です。振り向くとすごい斜度!

⑨らせん階段を登って⑩のとこ。昔は鉄よろい戸でふさがれていた細い小窓から、外側に出ます。隠れ家的ですね。

この小窓は外側から見ると、岩石やコンクリートでカモフラージュされています。

どう見ても要塞

山頂「⑫観測所」からの360度パノラマビューです。海の色ってこんなにも青かったんですね。


雲の陰が海に写ってます。



カイムキのまっすぐな道が見えました。行ってみたい!


山頂は大賑わい!

早朝から午前中はオプショナルツアーの時間帯なので人でごった返してます。
空いている時間に行きたい人はお昼以降がおすすめです。ただし、日差しがかなり強くなりますので日焼け止め対策は必須。



山頂を堪能したのでいっきに下山します(⑪金属階段)。下山は楽ちんです。

登山口のインフォメーションセンターです。ダイヤモンドヘッドのTシャツやグッズなどお土産物が色々売られてます。

登山でちょうど喉が乾いたところにドールのパイナップルジュースが。かなりいいお値段でびっくりでした。

ダイヤモンドヘッド登山後のパイナップルジュース最高!いい値段!!

花なのか何なのか?はじめてみる植物も。

頭の赤いコウカンチョウ、ブラジリアンカーディナルです。大リーグの「カーディナルズ」のマスコットですね。

そもそも、なぜ「ダイヤモンドヘッド」と呼ばれるかというと、19世紀のはじめにイギリスの船員が、山の中腹に太陽の光に反射してキラキラと輝くものを見つけ、ダイヤモンドと勘違いしたところからだそうです。
実際にはダイヤモンドではなくペリドットだという説も。
ハワイに来たら、ぜひ訪れていただきたいスポット、ダイヤモンドヘッドでした。