ホノルルからカイルアに抜けるトンネルの上にそびえたつ崖「ヌウアヌパリ」は、カメハメハがハワイの島々を統一するための最後の戦いの場でした。
1700年代後半、ハワイ島のカメハメハ1世は、ハワイ諸島を統一しようとしました。 オアフ島の戦いは、1795年に軍隊がワイキキに到着したことから始まります。
オアフの軍隊を率いているのは、マウイのチーフ「カラニクプレ」。 激しい戦いが何度も続いた後、オアフ軍はヌウアヌに追いやられました。
この闘いの勝利からカメハメハはハワイを統一します。
観光客は思っていたよりも多く、外国人用のツアーがあるようです。日本人は私達だけ。このときはワイキキトロリーのレッドラインがまだヌウアヌパリに停まっていたのでその影響かもしれません。
この辺りはもやっていることが多く、この日はワイキキは快晴でしたが、ここは霧でモヤッていました。先が見えないので余計に恐怖を感じます。
ヌウアヌパリの「パリ」はハワイ語の崖という意味。本当に崖ですね。当時の様子を再現した絵から察すると、写真のおじさんがいるあたりから兵士は突き落とされたということになります。
逃げ場を失うとはまさにこのこと。追い詰めているのがカメハメハ軍で銃器を持っている兵士がいるのがわかりますか?
カメハメハは銃器はどうやって手にいれたのか?
この戦いは「カレレカアナエ」と呼ばれ、「アナエという魚の跳躍」というような意味です。戦闘中に崖から落とされた男性を指すのでしょう。 この戦闘で推定400人の戦士が死亡しました。
霧で見えない分、恐怖倍増。。。
その後、オアフ島でのカメハメハの勝利とカウアイ々のチーフ「カウムアリ」との協定の調印により、カメハメハはハワイ諸島の最初の王になりました。
駐車場から崖まで少し歩きます。霧・霧・霧。
ヌウアヌパリはオアフ島を縦断するコオラウ山脈の東側。「コオラウ」とはハワイ語で「風上」という意味です。海を渡ってきた貿易風が山にぶつかり、雲を作り雨を降らせます。
霧が移動しはじめ、手前側の外界の緑が見えてきました。が、タイムアウト!
ワイキキトロリー出発時刻になってしまったので、残念ながら出発です。ワイキキトロリーはヌウアヌパリでは15分停車しました(2018年9月時点)。
場所
Nuuanu Pali Dr, Kaneohe, HI 96744