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ビショップ・ミュージアムで日本語ツアーに参加|ハワイ最大の博物館はオアフ島の観光スポット

ビショップ・ミュージアム

ハワイの歴史や文化を知るには欠かせないのがビショップ・ミュージアム。

ハワイを旅するならその土地の背景や歴史を理解するほうが、より一層ハワイを楽しむことができます。

郊外にあるのでちょっと不便だったのですが、今ではトロリーも停車するので身近になりました(2018年9月の記事)。

ビショップ・ミュージアムとは

ビショップ・ミュージアム

ビショップ・ミュージアムは、ハワイ州最大の博物館。1889年(明治時代)にできました。外観はまるで「ハリーポッター」の世界のような建物。

カメハメハ王家の最後の直径子孫であるバニーズ・パウアヒ・ビショップ王女が亡くなり、王家から相続した王家伝来の膨大な数々の品を、夫のチャールズ・ビショップが追悼のために設立したのがこの博物館です。

地元の起業家であった夫のチャールズ・ビショップ氏は、ファーストハワイアンバンクの創始者でもあります。

バニーズ・パウアヒ王女(本館3F展示物)

パウアヒ王女は、カメハメハ系の王族の末裔として、両親や従姉のルース王女等から多くの財産と土地を相続することになり、他界した52歳の時にはハワイ全島の11%にも及ぶ土地を所有していました。

そして、財産でハワイアンのための学校を設立するようにと王女の遺言の中にありハワイアンのための「カメハメハスクール」が創られ、その学校の敷地内にこの博物館が設立したのです。

1960年代にカメハメハスクールの移転とともに、博物館は拡張を重ねて現在の壮大な博物館になりました。

王家の美術工芸品の収集と、ポリネシア全域の文化に関する美術工芸品、文献、写真と2500万点を超える貴重なコレクションです。

ビショップ・ミュージアム

「1889 バニース.P.ビショップ」と印されています。

ビショップ婦人像

ワイキキのロイヤルハワイアンセンターの中庭に建てられた銅像はパウアヒ王女です。少女に本を読み聞かせている姿から、ハワイアンの教育への想いが感じられます。

»ワイキキの歴史街道はこちら

ビショップ・ミュージアム

ハワイの伝統文化への誇りを深め、教育の場でもあり、太平洋地域における自然、文化の研究機関でもあります。

元年者

今回は期間限定の「元年者」の特別展示も目的にひとつです。

「元年者」とは明治元年に日本から初めてハワイに渡ってきた砂糖農園の労働者です。日本人移民の歴史はここからはじまりました。

入場料

入り口

●入館料(ハワイアンホール日本語ツアーも含まれます)
大 人:24.95ドル
シニア(65歳以上):21.95ドル
子 供(4~17歳):16.95ドル※4歳未満は無料です。
●プラネタリウム:4歳以上1名、1プログラムにつき2.95ドル(4歳未満は無料)
●キャッスル記念館の期間限定特別展示:4歳以上1名 $4.95

ホテルに宿泊で無料
ハレクラニに宿泊するとビショップ・ミュージアムは無料になります。

 

館内マップ

左が日本語版の案内マップ。マウイが左手に抱えているのは餌となったオオバン(鳥の種類)で、自慢の釣り針「マナイアカラニ」にこの餌が取り付けられているところです。

行き方

郊外にあるビショップ・ミュージアムですが、トロリーが停車するようになり便利になりました。行き方をまとめました。

ビショップ・ミュージアム ビショップ・ミュージアムへの行き方をまとめました
ビショップ・ミュージアムはハワイの歴史や文化を知る上ではずせないワイキキの観光スポット。 ワイキキから少し離れた場所にあり、ちょうどダニエル・K・イノウエ空港とアラモアナの中間地点くらいでしょうか。郊外のためちょっと行き ...

 

所要時間の目安

地図

ビショップ・ミュージアムを見学するのにどれくらいの時間が必要なのか?
隅から隅まで全部観るべきもの?

全部を見てまわるなら休憩を含めて5~6時間みておいたほうがいいでしょう。すべてをゆっくり観るには1日ほしいかなというところです。

ビショップ・ミュージアム

芝生の庭からダウンタウンの景色を見ているだけでも気持ちの良いところですよ。

ビショップ・ミュージアム

なんといっても、ここのメインは「ハワイアンホール本館」で、ここの見学だけでも十分価値があります。私はハワイアンホール本館の見学に2~3時間くらいかかりました。

「日本語ガイドツアー」や、「特別展示の日本語ガイドツアー」の時間が決まっているので、参加する場合はその時間にあわせなければなりません。

展示物の説明が英語なので、英語を読んで理解するのに時間を要してしまいましたが、英語がスラスラ読める人ならもっと早くまわれます。また、英語を読まなくてもスマートフォンで日本語対応のオーディオガイド(※後述)を使うことも可能です。

「ハワイアンホール本館」の他に

・地球科学や生物が好きな人は「プラネタリウム」「サイエンス・アドベンチャーセンター」
・植物が好きな人は「ネイティブ・ハワイアンガーデン」
・スポーツに興味がある人は「パキホール」
・そのときの展示物により「キャッスル記念館」

という感じで、どこを見学するかの目安にされるといいと思います。

私は「ワイアンホール本館」「サイエンスアドベンチャーセンター」と「プラネタリウム(展示見学のみ)」「ネイティブ・ハワイアンガーデン」、途中ランチタイムをいれて約3時間半~4時間の滞在でした。

「ハワイアンホール本館」の見学では、日本語ガイドさんのツアーと、特別展示「元年者」の日本語ガイドさんのツアーにも参加。

エマ・サマーパレスの見学の後、ビショップ・ミュージアムに来て見学、夕方アラモアナに到着くらいのスケジュールでした。
クイーンエマ・サマーパレス クイーン・エマ・サマー・パレスはホノルルのヌウアヌの谷の離宮
「ヌウアヌ」にエマ王妃、カメハメハ四世、アルバート王子が幸せに過ごした夏の離宮「クイーンエマ・サマーパレス」があります。騒音もなくとても静かなところ。現在は歴史的名所、博物館として、観光ができます。

当時は、1時間に1本運行のワイキキトロリー(レッドライン)だったので、乗り遅れないように時刻表に合わせて見学すると、ゆっくりはできなくて売店はほとんど見る時間がなし(売店を見ていたら1時間後のトロリーまで待つことになってしまうので)。

今はワイキキトロリーの他に、LeaLeaトロリーも30分間隔で運行しているので、本数が多くなる分、時間に融通がききますね。

撮影と注意事項

撮影

入館時にもらったパンフレットには「ビショップ博物館では、特に指示のない限り、展示物の写真およびビデオ撮影は許可されています。」と記載されている通り撮影OKです。展示物によってはフラッシュでの撮影がNGのものもありますのでご注意ください。

大きな荷物持ち込み

スーツケースや約10kg以上の大きなバックパックを展示場に持ち込むことはできません。チケット売場で荷物一つに付き$5を支払い帰りまで預けることになります。

ハワイアンホール本館

博物館が誇る膨大な収集物を、3フロアーでそれぞれのテーマに分けて展示されています。

ハワイアン・ホール・ギャラリー

1階 [Kai Akea]

海にまつわる神話や信仰、ハワイが西洋に触れる以前の世界についての展示です。

入ったとたんに、映画「ナイト・ミュージアム」!海洋の生き物、クジラやマグロ、サメが宙に展示されており、空飛ぶクジラは圧巻ですね。

ハワイアン・ホール・ギャラリーティキ(神様)

ハワイアン・ホール・ギャラリー

ヘイアウの模型です。ヘイアウとは神に贈り物を提供する神聖な場所です。ヘイアウの形、配置、機能は、農業、癒し、闘いなど、ヘイアウの目的に応じて大きく異なります。

» カウアイ島ワイルア川周辺のヘイアウがパワースポットといわれる理由

ハワイアン・ホール・ギャラリークムリポ カポ(第1章~第8章:暗闇の時期)

クムリポ(Kumulipo)とはチャントから成るハワイの創世記です。それぞれの章に於ける生命の誕生や出来事が表現されています。

古代から口頭で代々伝えられてきたお話を、カラカウア王が公表し、リリウオカラニ女王が英語に翻訳しました。本編は16章あり、前半の8章が「カ ポ」(暗闇の時期)、後半の8章が「ケ アオ」(明るい時期)に分かれています。

クムリポクムリポ ケ アオ(第9章~第16章:明るい時期)

特別展示「宣伝広告アートの中にイメージされるハワイ」

宣伝広告で使われていたフラダンサー、サーファー、椰子の木などステレオタイプの楽園ハワイのイメージ。これは外から見た楽園リゾートのハワイイメージです。

それとは対照的にネイティブハワイアンのアーティストが彼らの視点で描いたハワイの過去、そして未来につながる希望を表した作品が展示されていました。

2階 [Wao Kanaka]

ハワイアン・ホール・ギャラリー2階

昔の人々の生活、労働、娯楽などが紹介されています。

月のカレンダー

これは月のカレンダー。1年は360日、1年は12カ月で各月は30日です。月の満ち欠けにより、一ヶ月を17日間と13日間のグループに分けてました。

だんだんと月が膨らんでいくフェーズ、満月近辺のフェース、欠けていくフェーズと3つに分かれ、その日の月にそれぞれ名前がついています。

月のカレンダー

例えば、「HOKU」は満月に近づく15番目の月の夜です。

月のカレンダー

そして、「HOKU」の日というのは農民が好む日で、根っこ系の植物とバナナは豊富になりますが、果物は小さくしかなりません。樹木にも良く、釣りにも良い日です。・・・というように「HOKU」の日の特徴、この日に適することが書かれていました。

このように、古代のハワイアンは毎月、日を数え、それぞれの日の性質を理解していました。植物を植えるのに適している日もあれば、そうでない日もあります。釣りに向いている日もあれば、そうでない日もあります。風が強い日もあれば、穏やかな日もあります。

これらの性質は月の満ち欠けに依存していました。これは迷信ではなく、ハワイの古くからの知識で得られたものです。

ハワイにプロテスタントがやってくる前に千年以上前から、この知識を持っていました。

ハワイで買うカレンダーに月の満ち欠けが入っているのはこの影響だったのですね。

大小、形も様々なこの石の道具は何だと思いますか?

タロイモをすりつぶす道具です。使い方が体験できるようになっています。

ハワイには多くの甘い香りの花、植物、ブドウがありますが、この3つのボトルから、それぞれの香りを体験できます。

3階 [Wao Lani]

ハワイアン・ホール・ギャラリー3階

カメハメハ一世から始まり、ハワイ王国と20世紀の王国の過程が展示されています。

空飛ぶクジラの裏側にまわると解剖図の骨!でした。

大首長の羽根のヘルメットとケープ。

カメハメハ大王のマント。カメハメハ大王は1810年にハワイ諸島の統一という偉業を成し遂げました。そして、彼の持ち物の中でもこのマントは貴重なものです。

このマントはマモという鳥の貴重な黄色の羽から作られています。6万羽以上の鳥から50万の黄色い羽が必要とされ、その羽根の量は6~8羽分の鳥に相当します。

ほとんどのマントにはランクとステータスを現すためにマーク(模様)がついていますが、このマントに模様がないことは、おそらくカメハメハ大王はそのような指標は必要ないくらい神々に近かったから。

マント

カメハメハ大王がもっとも寵愛した妻、カアフマヌのマント。

マントに鳥の羽根をつかったといっても、鳥を殺して羽根をむしりとるようなことは絶対にしません。抜けて落ちた羽根をひろったり、蜜を吸う花にとりもちを塗っておき、とりもちに鳥がかかったら何本か羽根を抜いてすぐ放すのです。鳥の羽根はまた生えてきます。マントができあがるまでは、とても気の遠くなるような話ですね。

髪の毛とくじらの歯でできた首飾り。

クジラの歯

クジラの骨や歯を使った伝統的な装飾品。

王家の紋章

ハワイアン王朝の紋章。カメハメハ三世時代にデザインされたものです。下の方には、ハワイ語で「UA MAU KE EA O KA AINA I KA PONO」すなわち「土地の生命は正義によって譲られる」というモットーが刻まれています。

» 【参考】「ハワイ州の25セント硬貨」にもハワイ州のモットーが

二人のハワイアンは、カメハメハ大王の双子の叔父でカメハメハ大王の相談役だった、カメエイアモクとカマナワです。

王冠にはタロイモの葉が8枚、ハワイ諸島の数を現す8本のストライプ、ハワイには意味深い「8」が象徴されています。

イオラニ宮殿の写真です。左上の写真イオラニ宮殿正面の真ん中にはカラカウア王が立っています。

電飾されたイオラニ宮殿。どこよりも早く電気をとりいれました。

» イオラニ宮殿はホノルルを代表する観光スポット

イオラニ宮殿でホノルルにはじめて灯りをともしたのがプリンセス・カイウラニ。ハワイ王朝最後のプリンセスです。とても美しいプリンセスでした。

プリンセスカイウラニの肖像画を描いた人は「コバヤシハナキチ」さんという日系人です。

プリンセス・ケカウリア・カリヒ・ルーム

カリヒルーム

鳥の羽根で作られたカヒリの他、ハワイ王族の歴史に関する展示です。

カリヒ

カリヒは、王族の象徴です。1つのカヒリに使われる羽根は1種類で他の鳥の羽根とは混ぜません。この仕事は厳しく、また職人の手は神と霊的につながっており、完成するとパワー(マナ)が宿ると言われてます。

カメハメハ大王カメハメハ一世肖像画。

ジャポルカ・パビリオン

プラネタリウム

星座

ハワイの星空の探求と天体航海術の謎の解き明かしなどが展示されています。天候、津波、雲の動きなども。

» プラネタリウムのプログラムはこちらを参照ください。

サイエンス・アドベンチャーセンター

ハワイ固有の自然環境を参加型展示によって紹介。溶岩炉で溶かした溶岩の流れる様子を実演するホット・スポット・シアターもあります。

左の黒い石が「ペレの涙」、右のふさふさしたものが「ペレの髪」と呼ばれる火山噴出物。

「ペレの涙」は火山の爆発の際に、マグマの小さなかたまりが固結したガラス質の粒のこと。「ペレの髪」は火山の爆発の際に軽量な火山性のガラス繊維が、マグマが急激に冷やされると共に風で引き延ばされてできたもの。軽いこともあり風に乗って離れたところにまで飛んでいくこともあります。

» ペレの涙、ペレの髪を見ることができるのはここ

火山が噴火のときに飛んでくる石。こんなに大きな石が飛んできたらひとたまりもありません。

こどもにとっては遊びながら学ぶことができるサイエンス館です。

パキ・ホール

ハワイの生んだスポーツ界を代表する名選手の写真紹介:スポーツの殿堂

歴史的な出版物、写真、映像などを収蔵。一般利用は火曜日、木曜日の13:00~16:00
土曜日9:00~12:00
https://www.bishopmuseum.org/collections-3/library-and-archives/

キャッスル記念館

期間限定の特別展示を開催。

ナ・ウル・カイヴィラ ネイティブ・ハワイアンガーデン

ハワイ文化と切り離せない珍しい植物を、沿岸の植物、乾燥地帯の植物、そしてカヌーで最初に定住した人々が持ち込んだ植物の3ゾーンにわけて紹介。

パンの木

館内日本語ツアー

日本語ツアー

日本語ツアー

日本語プログラムは一日に4回行われています。予約無しで誰でも参加できる約30分間のプログラムで追加料金もかかりません。ツアー開始時刻ちょっと前に集合場所に行くだけです。

ハワイアンホール日本語ガイド開始時刻(10:30、11:30,13:30,14:30)
集合場所:ハワイアンホール正面入り口

日本語オーディオガイド

説明の英語を読まなくても、自分のスマートフォンでQRコードを読み取るだけのオーディオガイドがあります。ハワイアンホール本館内40箇所の展示物について、オーディオガイドを視聴できます。

言語は英語、日本語、中国語、韓国語、ハワイ語の中から選択、また文字による表示選択も可能。わからないときはスタッフさんにたずねてくださいね。

視聴方法
1. 無料wifiスポット「MUSEUMguest」に接続。
2. QRコード読み取りアプリで館内のコードをスキャンして起動するか、ビショップミュージアムの公式ウェブサイトbishopmuseum.orgに行き、Mobile Audio Toursへ。
3.視聴したい言語を選択(日本語、ハワイ語、中国語、韓国語、英語)。
4.その後、オーディオガイドを視聴したいスポットの番号を選択。

特別展示/プログラム

特別展示プログラムが定期的に開催されていますので、ホームページをチェックしてみてくださいね。

私が訪問したときは初移民から150週年ということで「元年者」の特別展示でした。
元年者 ビショップミュージアムの特別展示「元年者」
「元年者」とは、明治元年(1868年)に日本からハワイに移住し、海外への扉を開いた最初の日本人約150名です。日本人移民の歴史、残した遺産や伝統文化についての特別展示がビショップミュージアムで開催されました。

フラレッスン

カルチャープログラムとして、フラのレッスンもあります(予約制)。

体験フラレッスン:月・水・金開催
中級フラレッスン:木曜開催、フラ経験3年以上の方を対象にカヒコを中心としたレッスン
» ラ・クレア フラ レッスン

オプショナルツアーでフラレッスンとガーデンツアーがあります。日本語を話す人が同行するので安心して参加できます。
» ハワイの文化を学ぼう!フラレッスン&ガーデンツアー<ビショップ・ミュージアム>

ランチ・カフェ

博物館内見学の合間に、一度は立ち寄りたいカフェです。本格派ハワイアンフードもいただけます。
ビショップ・ミュージアムにあるランチ・カフェ「ハワイウェイ・イン(Highway Inn)」
ビショップミュージアム内のランチ・カフェは、ハワイのローカル料理店として知られているハイウェイ・インの3号店です。ハワイアンフードの伝統を守られてきました。日本人の味覚に合うハワイアンフードを味わってみるのはいかがでしょうか。


ハワイの歴史と文化がわかってくると、ハワイ旅のおもしろみがいっきに増します。ワイキキからは少し離れていますが、ビショップ・ミュージアムでハワイについて学んでみるのはいかがでしょうか。

バニース・パウアヒ・ビショップ・ミュージアム

1525 Bernice Street Honolulu, HI 96817
9:00-17:00  入館は16:30まで(感謝祭と12/25のクリスマスは休館)
(808) 847-8291
大人:$24.95 シニア(65歳以上):$21.95 子供(4~17歳):$16.95 ※4歳未満は無料