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ハワイ旅行におすすめの海外旅行保険は?選び方と各社比較

旅行中にカメラやスマートフォンを紛失など、自分だけで完結するアクシデントならまだしも、

万が一、事故やトラブルに遭遇し、今後の人生に大きな損害をもたらしたり、家族に高額な経済的負担をかけてしまうことになったら・・・。

旅行中の盗難・破損、損害賠償だけではなく、病気やケガの医療費など、さまざまなアクシデントによる損害がカバーできるのが、海外旅行損害保険です。

ハワイの医療費は日本とは比較にならないほど高額

だからこそ、海外旅行保険は必要です。

お金を払わなくても保険が付く方法や、足らない補償だけ加入できる保険など、海外旅行損害保険といっても色々選択肢があります。

あなたにとって、どんな海外旅行損害保険に加入すればいいのかを見ていきましょう。

海外旅行保険をおすすめする理由

海外旅行のアクシデント

海外旅行保険て必要なの?

2018年度の海外旅行での事故発生率を見ると、海外旅行では3.7%。27人に1人の割合で、事故に遭っています。

海外旅行保険補償項目別 事故発生割合

補償項目別 事故発生割合は、

1位:治療・救援費用:ケガや病気の治癒費用、医療搬送費用 46.4%
2位:携行品損害:手荷物の盗難・破損 26.9%
3位:旅行事故緊急費用:航空機遅延、航空機寄託手荷物遅延 23.0%

ケガや病気の治癒費用や医療搬送費用が約半数です。

急病になるだけではなく、海などアクティビティでの事故、交通事故、ドラッグなど事件に巻き込まれてしまう事故など、日本ではあまり想定しないようなことも起きえます。

では、ハワイで治療となった場合に、どれくらいの医療費がかかるのでしょう?

ハワイの医療費事情は?

入院

ハワイでの医療費は日本と比べるとはるかに高額です。とくにホノルルはアメリカ国内でもトップクラスの高額医療費地域。

ハワイ(アメリカ合衆国)では救急車を呼ぶことも有料で、82,000円以上かかります。

例えば、虫垂炎(盲腸)になってしまった場合の治療費を比べてみると、
日本の場合は「入院日数4日間で60万円」ですが、ハワイの場合は「入院日数2日で総額300万円」です。

ハワイで医療費はいくらくらいかかるの?

2018年ハワイの事故例

関連記事カカアコで観光中に、ドラッグをしていた人から事件に巻き込まれて大怪我
日本のTV番組ではこの事件についてと、ハワイからの800万円もの高額な医療費の請求額が送られてきたこと、被害者が海外旅行保険に入っていなかった状況も紹介しています。

高額な医療費を海外旅行保険でカバーできれるとなれば精神的にも経済的にも負担がまったく違います

金銭的な補償だけではなく、旅行中に病院を受診する場合のサポートサービスも提供してくれるのは心強いです。

ちなみに、日本の国民健康保険などの保険制度はハワイの現地では使えません。加入している保険組合に従い、現地で手続き用の書類を作成しておけば、帰国後費用の一部が戻る程度です。

海外旅行保険に加入する方法

加入の方法は
・海外旅行保険がついた「クレジットカード」を持つ
・損保会社の「海外旅行保険」に加入する
と2パターンがあります。

両者の補償金額を比較してみると、違いは一目瞭然!

補償クレジットカードの保険例損保会社の保険例
傷害死亡・後遺障害2,000万円3,000万円
傷害治療費200万円3,000万円
疾病治療費200万円1,000万円
携帯品損害20万円30万円

補償金額が1桁違います。数千万もの補償が必要になるのかどうかは、前項のハワイの医療費事情でご理解いただけたかと思います。

この他にも補償項目があり、海外旅行保険の方がはるかに内容が充実しています。

クレジットカード付帯の海外旅行保険

クレジットカード

海外旅行保険にお金を払って加入しなくても、海外旅行保険がついた「クレジットカード」の年会費が無料ならば、お金を払わずにタダで海外保険に加入できることになります。

傷害・疾病治療費が200万円では補償が足らないのでは?

その通り!そのためには、クレジットカードを複数枚持つことです。

1枚持っているから大丈夫ではなく、複数枚の海外旅行保険付きクレジットカードを持つことをおすすめします。

なぜなら「傷害・疾病治療費用保険金」は、複数のクレジットカードの補償を合算できます。

Aカード補償(200万円) + Bカード補償(200万円) + Cカード補償(100万円) = 500万円

また、海外旅行保険が付いているクレジットカードのチェックポイントは下記の通り。

・自動付帯か、利用付帯か?

クレジットカードを持っているだけで有効になる「自動付帯」か、それとも、日本にいる間に海外旅行の費用をこのクレジットカードで決済すれば有効になるか「利用付帯」か、ご確認ください。

例えば、楽天カードの場合は、自宅から空港までの交通費の一部、電車賃、モノレール代、タクシー代をカードで払えば「利用付帯」とみなされます。

・医療費キャッシュレスサービスがあるか?

現地で支払う治療費用を、保険会社が直接病院に支払ってくれるサービスのこと。自分で払わなくてもも済むことが大きなメリットです。

おすすめの海外旅行保険付きのクレジットカード

年会費無料のおすすめクレジットカードは

エポスカード ← おすすめ!

エポスカードを見る

傷害治療費疾病治療費自動/利用医療費キャッシュレスサービス
200万円270万円利用あり

楽天カード

楽天カード

楽天カードを見る

損害治療費疾病治療費自動/利用医療費キャッシュレスサービス
200万円200万円利用あり
注意

クレジットカード保険では、持病・既往症を補償する保険はありません
そのため、持病や既往症のあるシニアの方には向いていません。

損保会社の海外旅行損害保険の選び方

海外旅行保険

安心の補償にしたいならば、損害保険会社の海外旅行損害保険に加入することです。

損害や疾病の補償がクレジットカードの保険と1桁違い手厚く、クレジットカードの保険だけではカバーできない部分が補えます。

どこの会社の保険も、どこも大きな違いはありません。健康体で服用している薬もない人はどこの会社の保険にも加入できます。

●補償金額1億円

補償金額に幅がありますので、どのプランに入ればいいか迷われると思いますが、治療・救援費用(傷害治療、疾病治療、救援費用)の金額を1億円に近づけることが理想です。これだけあればまずカバーできるでしょう。

●持病や服用している薬はある?

注意しなければならないのは、健康に関する項目。

申込みの時点で、ケガや病気で医師の治療を受けている(定期通院も含まれます)、または、医師の指示により薬を服用していると、加入できない保険があります。

年齢によって保険料が変わったり、70歳以上は加入できない保険もあります。

海外旅行保険各社比較

おすすめの損保会社の海外旅行保険です。

新・海外旅行保険【off(オフ)】
損保ジャパン
顧客満足度調査 海外旅行保険第1位!

T@bihoたびほ
ジェイアイ損害火災保険(JTBグループと世界的な規模で保険事業を展開するAIGグループとの合弁会社)
持病があっても加入できる、但し持病は補償外。

AIG損保
AIG損害保険株式会社
持病があっても加入でき、持病も補償。

たびとも
エイチ・エス損害保険株式会社
保険金は安くても治療費が無制限に設定できる。

50代・一人・4泊6日のハワイ旅行という前提で、損害死亡が3000万円の場合に合わせて各社を比較しました。(2017年9月時点)

 off!(オフ)損保ジャパンT@biho(タビホ)AIGたびとも
損害死亡3000万円3000万円3000万円3000万円
損害後遺症害3000万円3000万円90~3000万円3000万円
疾病死亡3000万円1000万円1000万円3000万円
治療・救援費用治療:2000万円
救援:2000万円
5000万円無制限治療:無制限
救援:3000万円
緊急歯科治療 10万円10万円 
個人賠償責任1億円1億円1億円1億円
携行品損害50万円30万円30万円30万円
航空機寄託
手荷物遅延
10万円1万円5万円1万円
弁護士費用等 100万円  
テロ等対応
(日額)
 1万円  
基本保険料
(合計保険料)
3,520円3,840円7,380円3,130円

・歯科治療はどうなるか?
・交通機関へのテロ行為等の事由により帰国が遅延した場合?

など詳細は保険会社によって異なりますので、各会社でご確認ください。保険会社の情報は定期的に変わりますので、加入時は内容をよくご確認ください。

クレジットカード+上乗せもできる

海外旅行保険合わせ技

ネットde保険@とらべる

クレジットカードの海外旅行傷害保険に、不足しがちな補償項目(治療・救援費用、疾病死亡、弁護士費用)に絞った「クレカ上乗せプラン(タイプK)」があります。

必要な補償だけなので、保険料も安いです。

例:ハワイ旅行 6日間

 ①クレジットカードの保険@とらべる(タイプK)①+②合計
死亡・後遺障害3000万円なし3000万円
治療・救援費用300万円+2000万円2300万円
疾病死亡なし+2000万円2000万円
賠償責任5000万円なし5000万円
携行品損害20万円なし20万円
弁護士費用等なし+100万円100万円
基本保険料
(合計保険料)
 1,690円 

※一般的なクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険の補償例

新・海外旅行保険【off(オフ)】損保ジャパン

セットプランだけではなく、必要な分だけオーダーメイドもできます。

「治療費用と賠償責任だけを補償してくれればよい」という場合の、補償内容を必要最低限に抑えた例。【off!(オフ)】のオーダーメイドプランなら必要な補償だけを選択することもできます。

ハワイ旅行でおすすめは航空機遅延保障

ほとんどの保険会社で「航空機遅延保障」は追加オプションで補償を付けられます。保険金額は1~2万円ですが、保険料が60~200円と安価。迷う金額ではないと思いますので、海外旅行保険に加入するならば、オプションとして追加されることをおすすめします。

空港でも加入できるが高い!

海外旅行保険は空港の機会で加入することもできますが、同じ内容でもネットから加入したほうが安いです。

また、海外旅行損害保険は、自宅を出て空港までの移動も保険対象になるので、万が一の場合にお得です。

空港での海外旅行保険への加入は、入り忘れてしまった場合の最後の手段として。

まとめ

「海外旅行保険に入らなくても、きっと何も起きないだろう」と考えたくなってしまうかもしれません。

日本では報道されていないハワイの事件、事故もあります。ハワイは安全だよというのは幻想!ハワイもアメリカ合衆国です。

私が毎回加入する保険料は3,500円前後で、この金額でお土産やおいしいものが食べられますが、安心を買うことにしています。

海外旅行保険は「安心を買うか買わないか」ですね。