カウアイ島の南西にある小さな町「ハナペペ」は、歴史的建造物が今もそのまま残されており、映画のロケ地やディズニー映画「リロ&スティッチ」のモデルにもなりました。映画ではスティッチが不時着した町です。
小さな町の中に、思わず入ってみたくなるお店がたくさん並んでいます。
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ハナペペの歴史
ハナペペとはハワイ語で「押し潰された湾」という意味。
1800年代には、中国系移民によって開拓され、カウアイ島最大の「リトルタウン」の1つとして栄え、第一次世界大戦の頃は、ハナペペの西側は訓練をする軍人や水兵で賑わう活気のある町でした。
その後、カウアイ島南部の経済的、そして文化的な中心地として栄えていきましたが、アヘンが広がり暴力事件も増え、島で一番野蛮な町と言われるようになってしまうのです。
1970年代後半からは衰退の一途。1982年リフエにククイ・ショッピングセンターがOPENすると、ハナペペの商業全盛期は終わりを告げます。
1992年、カウアイ島を襲ったハリケーン・イニキは、ハナペペにも大きな損失を与えました。しかし、歴史的建造物は復興を重ね、今でも多く残り、当時と変わらない風景を残しています。
プランテーション様式の建物に、かわいいショップや地元の食堂が入り、カウアイ島で1番多く趣のあるアート・ギャラリーが集まっています。
毎週金曜日、ハナペペではアート コミュニティを称える「アート・ナイト」が開催され、ギャラリーやレストランが夜遅くまで営業しています。
つり橋
この小さな町「ハナペペ」では、最も人気の観光スポットの1つが「スインギング ブリッジ」。この橋は、もともと住民が川を渡るための方法として、1900年代に建てられ、ハリケーン・イニキの後は復元強化されました。
木製のつり橋は、一人が通り抜けられるようで、向こうから人が来た時は背中合わせにすり抜けるくらいの幅。
ひとりが橋の上でジャンプしようものなら、ボヨンボヨンと橋は揺れ始め、キャーという声が。ちなみにジャンプは禁止されています。
アロハ・スパイス・カンパニー
このソルトはスーパーやお店で見たことがあるのではないでしょうか。
オーガニックハーブやスパイスを扱っていて、天然以外の香料や着色料は一切使用していない、スパイス屋さんです。
トークストーリー
カウアイ島で唯一の本屋さん。アメリカ最西端の本屋さんということになります。
店主ご夫婦の奥様は日本人。お店でカウアイ島のガイドブックを探していると、「何かお探しですか?」と日本語で話しかけられたときはびっくりしました。カウアイ島で日本語を耳にすることは珍しいです。
「カウアイ島のガイドブック」と「ハワイ王室(カラカウア版)のトランプ」を買いました。
スティッチ
スティッチが地球に不時着した場所が、このハナペペの町です。スティッチの作者はハナペペという町を知っていた。
無限に広がる宇宙から、太平洋の真ん中にある島の、この小さな小さな町に不時着したというのが、不思議でユーモラスでほほえましく、このディズニー映画の背景を知りたくなってしまいます。
現在工事中のアロハシアターの外壁に、「リロ&スティッチ」が描かれています。
バナナパッチスタジオ
ハンドペイントのセラミックタイルや陶器のグッズ屋さん。
この色鮮やかなトロピカルなタイルが、家の中に1枚でもあると、グンと華やかになりそう。カウアイ島の思い出に。
カウアイ・クッキー
ラバーツアイス
1983年に創業した老舗アイスクリーム店「ラパーツハワイアイスクリーム」はカウアイ島のハナペペに本店があります。
オアフ島のヒルトン・ハワイアンヴィレッジの中にあるので濃厚で美味しいと有名なアイスクリーム屋さんですね。
http://www.lappertshawaii.com/
Kauai Soto Zen Temple Zenshuji
カウアイクッキーの工場の道路を挟んだ向かい側に「カウアイ曹洞宗禅宗寺」があります。子どもたちに字を教え、小学校の課程を教えていったのが始まりです。