ワイピオ渓谷は3回目!最初は馬で、2回目はシャトルで、今回は自分の足で歩いてみたい。
といっても、どこをどう歩いていいのか渓谷内の地図がわからないので、ガイドさんをお願いしました。
私がワイピオは初めてではなかったので、それならば渓谷内をまわるよりも、向こう側の山の途中まで登りましょうと、初級トレッキングコースから、中上級コースのトレッキングに変更。
ワイピオ渓谷のトレッキングは最後がずーーーーーーっと上り坂。体力は大丈夫だろうかと心配ながらもチャレンジすることに。
トレッキングのルート
展望台から坂を降りきったら、そこはワイピオ渓谷。
ワイピオ渓谷を散策した後に、ワイピオ湾の海岸へ出て、海岸沿いを歩いて向こう側に見える山に登ります。
しかし、ここに最大の難所が!
海と川が出合う場所があって、水深腿あたりの川をジャボジャボと渡らなければなりません。これはこれはハワイ島での貴重な経験になりそうだ。
今日はしばらくすると、雨が降りそうなので、山の途中まで登ったら、そこからの景色を堪能してUターンすることにしました。
さて、展望台から級坂を降ります。ドキドキ・・・。
この坂をず~っと降りていくとワイピオの谷が広がります。
トレッキングスタート
ワイピオ渓谷に入る前に、ガイドさんがチャントを唱えてくれました。ここは神聖な場所です。
ここから坂をずーーーーっとおりていきます。
津波がワイピオ渓谷に押し寄せたときは、この坂は大事な避難場所。
ワイピオ渓谷を徒歩で散策する外国人観光客もいるので、以前、ファミリーで小さな子供がこの坂をヨチヨチ上っているのを見たことがありました。
子供だって歩いているんだし、時間をかければ、帰りは上り坂でも大丈夫だろうと、まだ降り始めたばかりなのに帰りの上り坂のことが心配に。実際歩いてみるとけっこう勾配があったのです。
やばい!坂を降りきる頃には、少し膝にきてしまった。
谷に到着
ヒイラヴェの滝
空を見上げると、何種類もの植物が。
ワイピオ渓谷でたくさん見ることができる、スリーピングハイビスカス。他では滅多にみられません。
野生の馬。
谷は一応歩道があります。雨で通れなくなっていたりはありますが、ジャングルのように植物をかきわけて歩くことはありません。
ワイピオ渓谷には住んでいるハワイアンもいます。
こうしてワイピオ渓谷の景色をみると自然のサイクルを感じます。
ワイピオ湾に向かいます。
ここにも野生の馬が。
ナウパカの花。
ワイピオ湾
おーーーワイピオ湾に出ました。きれいな黒砂のビーチ、波はやや荒い海です。
海水浴の人もいます。
ここまでは徒歩しか手段がないので、このビーチは空いています。穴場といえば穴場。
波もあるのでサーフィンをする人も。
ここでランチタイム。マラサダで有名なテックス・ドライブインでハワイアンハンバーガーを買ってきました。マラサダだけではなく、ハンバーガーはめちゃくちゃ美味しくて、今まで食べたハワイのハンバーガーの中で一番!といえるほど。バンズも肉も野菜と果物もすべてバランスが良い。
テックス・ドライブインのハンバーガーがかなりおすすめです。
これから登山がまっていると思うと、ちょっとドキドキして今一つ喉を通らなかったのが残念。
この川と海がぶつかるポイントがあります。
このワイロア・ストリームと海がぶつかるポイントをジャブジャブと膝上まで浸かって渡らなければなりません。
怖い・・・。
川を渡るのは恐怖ですが、向こう側の山からの絶景が見たい!その思いだけで行くのでした。
服が濡れることは覚悟、リュックやカメラが濡れないように肩の上の方に背負い直す。水の中にからだがドッポーンするのはぜんぜんかまわないのですが、カメラが濡れるのだけは勘弁です。
川の底は直径30cmくらいの大きな丸いゴロゴロの石で不安定な足場。バランス崩したらアウト!しかも海からの波が寄せてきたり、逆戻りの川からの水流があったりと、大きな水の流れが絶えません。
水の流れのタイミングを見て、ガイドさんの後をついていきます。立ち止まらないですすむようにとのこと。大股で歩くと丸い石の上に過重がかかり過ぎてバランスを失うので、できるだけ小股でちょこちょこと進むといけそう。
波がザッパーン!お尻まで濡れてしまいました。
はぁ~転ばずに、無事渡れました。
あとは山を登る
山は人が一人通れる幅で、一応通れるようになっていますが、舗装がされているわけではありません。大昔からこのまんまとのことで、人が通れるように切り崩して大きな石階段のまま。上るには一歩が大きくて、股関節にかなり良い運動。
この道を古代ハワイアンもカメハメハ大王も歩いたはずなのです。感慨深いものがあります。
振り向くと谷が見えます。ここに昔ハワイ王族が暮らしていたわけです。意識がタイムスリップ。この地を守ってきたハワイアンの思いが伝わってくるようです。
Uターン予定のポイントまでたどり着きました。この景色が観たかった!こちら側からワイピオ渓谷を見られることはそういないでしょう。
すごいな自然!手つかずの自然だ。
ワイピオ湾。ガイドさんが「クジラがいますねー」と言ってたのですが見えない・・・。
体力が不安な帰路
帰りのルートはこの通り。来た道の逆です。川を越える難所と、最後の登坂が大丈夫かなぁ~。雨も降りそうだし、ぐずぐずはしていられないぞ。
ここからは帰ることに専念し、撮影しませんでした。体力的にもヘトヘトで。
最後の上り坂は斜度がかなりきつく、前に足を出してもたいして進まずに、進んでいる感じがしなくて、ほんとにしんどかったー。ただひたすらまっすぐ上るだけ。
時々後ろを見ながら、景色を楽しみながら上りましたが、久しぶりのいい運動をさせてもらいました。しばらくは、ふくらはぎが筋肉痛。
雨が降るぎりぎりのところで展望台まで戻って来られました。さきほど上った向こうの山はすでに上は雲ですっぽり覆われてます。
坂を上り終わった後は、あー、気持ちよかった。
今回は家族と一緒でしたが、友達で一緒に行ってくれる人はまずいないだろうな。
トレッキングのガイドをお願いしたのはMAKOA(マコア)さんです。
» ワイピオ渓谷トレッキングツアー