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ハワイの年間天候ガイド:旅行計画に役立つ気候情報と服装アドバイス

「ハワイの天気は?」「どんな服装を持っていけばいい?」「雨は降るの?」など、ハワイの気候についてご紹介致します。

ハワイの天候は、時に予測不可能で、季節や地域、時間帯によって大きく異なることがあります。

一年を通じたハワイの気候の特徴から、季節に合わせた服装のアドバイス、ハワイ旅行で知っておくと便利な情報を網羅しています。

ハワイの天気を理解していると、トレッキングなら午前?午後?など、ハワイ滞在中のスケジュールもたてやすいですよ。

▼天気予報やお天気アプリについてはこちらを参照ください。
ハワイの天気予報アプリとサイトは雨雲レーダーがわかるのが便利

▼その他のハワイ基本情報について
初めてのハワイ旅行!ハワイの基本情報を知っていると何倍も楽しめる

ハワイの年間天候の概要

ハワイの気候とは?一年中快適な理由

ハワイの気候は、一年を通じて温暖で快適な気候です。その理由は、主に熱帯気候と海洋性気候の組み合わせ。

海洋性気候の影響
ハワイは太平洋に浮かぶ島々で構成されているので海洋性気候の影響を強く受け、気温が年間を通して比較的安定しています。

貿易風の恩恵
ハワイには常に貿易風が吹いています。このおかげで日中の暑さが和らぎ、過ごしやすい環境を作り出しています。

ハワイの年間平均気温と降水量の傾向

ハワイは「常夏の楽園」と呼ばれるほど1年を通して暖かく、平均気温は約26℃と過ごしやすい気候です。

ハワイの平均気温と降水量は、地域によって異なりますが、以下に主な傾向を示します。

オアフ島ホノルルと東京の温度と降水量の比較グラフ
オアフ島ホノルルと東京の温度と降水量の比較グラフ
参照:気象庁のデータをもとにグラフを作成

ハワイだけを見てみると、次のことがわかります。

オアフ島ホノルルの温度と降水量の平均グラフ
オアフ島ホノルルの温度と降水量の平均グラフ

1年中、日本の夏のような気温ですが、ハワイでは35℃を超える猛暑日はほとんどなく、貿易風のおかげで亜熱帯地方のようにベタベタとした湿気を感じることは少ないです。

ハワイの季節ごとの天気

常夏のハワイにも季節があります。

日本のようにはっきりとした四季ではありませんが、「乾季」と「雨季」の2つに分けることができます。

ハワイの夏(乾季):5月~9月の天候と服装

ハワイの乾季の温度と降水量

ハワイの夏は乾季にあたり、日差しが強く、比較的少ない雨量が特徴です。この時期の気候と服装に関するポイントは以下の通りです。

気温と天候
平均気温は約25°C~30°C。気温は高く天候が安定しています。気温は高くても30℃前後で貿易風が吹いているため湿度が低いのでジメッとした暑さではありません。晴れの日が多く、海やアウトドアアクティビティに最適です。

服装のアドバイス
基本的に日本の夏と同じ服装。軽やかなTシャツ、ゆるいワンピースがおすすめ。お店やレストランに入ると冷房がかなり効いているので羽織るものかショールをかばんに入れておきましょう。帽子、サングラス、日焼け止めは対策は必須です。

乾季の茶色いダイアモンドヘッド
乾季のダイアモンドヘッドは降水量が少ないので地肌の土が茶色く見えます。
乾季の気温と降水量
  • 気温:約25°C~30°C
  • 降水量:降水量が少なく、晴れの日が多い。

ハワイの冬(雨季):10月~4月の天候と服装

ハワイの雨季の温度と降水量

冬季は雨季とされ、温度は少し下がり、降雨が増えますが、依然として温暖です。

気温と天候
平均気温は約20°C~25°C。どんよりと曇りがちで、曇りの日や雨が降る確率は高くなり、他の月よりも雨の日が多くなる程度です。雨が降っても1日中ずっと降り続くことはあまりありません。天気が良い日もあります。12~2月でも海やプールに入れますが、太陽が出ていなかったり、風がふくと、肌寒く感じるかも。

服装のアドバイス
温度が下がると素足にサンダルでは寒くて靴下が欲しいことも。軽い長袖やカーディガンを携帯すると良いでしょう。レインコートや折りたたみ傘もあると便利です。

雨季の緑色いダイアモンドヘッド
雨季のダイアモンドヘッドは雨が降り植物が育ちダイアモンドヘッドは緑色に。
雨季の気温と降水量
  • 気温:約20°C~25°C
  • 降水量:降水量が増えますが、ハワイの雨は一般に短時間で、日照時間も十分にあります。

気候に関するデータは、ハワイ旅行を計画する際の貴重な指標。

特に、服装選びやアクティビティの計画で、これらの気候情報を考慮しておくことは大切ですね。

ハワイにも台風はやってくる?

台風(ハリケーン)はメキシコ沖で発生してハワイの方にやってきます。

日本では「台風」と呼びますが、西インド諸島やメキシコ湾などに発生する強力な熱帯低気圧は「ハリケーン」と呼び、ハリケーンには「ドリアン」とか「オリビア」とか名前がつけられます。

「台風10号」とか数字よりも、名前がついている方が記憶に残る。

ハリケーンが近づくのは、6月から9月が多いのですが、現地の人によると11月いっぱいまではハリケーンシーズンとのこと。

ハワイではちょっとした風でも、木の枝で送電線が断線されたり、ハイウェイは倒木で通行止めになったり、停電や断水が発生することもありますので、ハリケーンが近づいているときは現地での台風情報はまめにチェックを。

帰国の便のために、日本の台風情報も要チェックです。

台風になると飛行機が遅延になることがありますので、台風シーズンのハワイ旅行には、海外旅行保険の飛行機遅延補償に加入することを強くおすすめします。オプションで安価で加入できますよ。

ハワイの月別天候ガイド

その月ごとにそれぞれの季節の楽しみ方があります。ハワイの月別天候ガイドを参考に、旅行の計画を立て、一年を通じて多様な魅力があるハワイを満喫しましょう。

1月~3月:ハワイの冬の魅力

冬のハワイは、穏やかな気候と美しい自然の中でさまざまな活動を楽しむことができます。

気候の特徴
平均気温は約20°C~25°C。時々雨が降りますが、日照時間は十分にあり。

おすすめの楽しみ方
ホエールウォッチング: 冬季はクジラが温暖なハワイの海へと移動してくるため、ホエールウォッチングに最適な時期です。
トレッキング: 涼しい気候がトレッキングにぴったり!動いても暑くなりすぎずに丁度良いです。美しい自然の中を散策しましょう。

4月~6月:春のハワイで楽しむべきこと

春はハワイが最も生き生きとした季節の一つで、色々なアウトドア活動が楽しめます。

気候の特徴
平均気温は約23°C~27°C。過ごしやすく、花が咲きはじめ自然が豊かです。

おすすめの楽しみ方
ハイキングや自然散策: 春は花が満開になり、ハワイの自然をより華やかに彩ります。
スノーケリング: 海の透明度が高く、魚やサンゴ礁の美しい姿を観察できます。

7月~9月:夏のハワイでのおすすめアクティビティ

夏はハワイで最も活気ある季節。晴天が多く、様々なアクティビティを満喫できます。

気候の特徴
平均気温は約25°C~30°C。日差しが強いため、日焼け対策必須。

おすすめの楽しみ方
ビーチアクティビティ: サーフィン、カヤック、パドルボードなど、海でのアクティビティ。
フェスティバル: 各地でハワイのフェスティバルやイベントも多く、ハワイの文化を体験できます。

10月~12月:秋冬のハワイ旅行の魅力

秋から冬にかけてのハワイも温暖で過ごしやすい気候です。

気候の特徴
平均気温は約23°C~28°C。穏やかな天候で過ごしやすいです。

おすすめの楽しみ方
イベント: 12月の初旬にJALホノルルマラソン。
クリスマスの祝祭: ハワイ独特のクリスマスの祝賀活動や飾り付けを楽しめます。


ハワイは美しいビーチでのんびりしたり、豊かな大自然の中でのトレッキングなど、一年中楽しむことができます。

特にハワイの自然は多彩で、大自然を感じるような気象現象を体験することができる魅力的な場所。

ハワイ独自の美しい自然現象を目にするために、旅行の計画を立てる際はこれらの情報を参考にしてください。

気候からのハワイベストシーズンは?

お天気の安定性から乾季がおすすめ。

一年で一番気候が安定するハワイらしい季節で、さまざまな花々で色付き、花の甘い香りがどこからともなく風に運ばれくる季節です。

とくに私のおすすめは景色が花で色づく6月のハワイ。北東からの貿易風が吹いている間は蒸し暑さを感じません。

とはいえ、近年は、日本を含め世界中で異常気象。

今までの平均の温度と降水量は参考にはなりますが、その年が平年通りとは限りません。下図は2022年のホノルルの気温と降水量ですが、1月など、平年の約3倍の降水量です。一方、11月は平年の10分の1の降水量。

オアフ島(ホノルル)2022年の温度と降水量
2022年のオアフ島ホノルルの気温と降水量グラフ:気象庁

このように、ハワイでも平年とは違う時期に大雨が降り続いたり、例年とは違うことが気象データにも現れています。

ハワイ諸島の地域別気候ガイド

ハワイ州の島によっても、また島の中の地域によっても、天候が異なります。

どこの島も地形から見ると
・島の東側は雨が振りやすく
・島の西側は雨があまり降らない
地域です。

雨を避けたい場合は、島の南から西側の晴天率の高い地域に滞在がおすすめです。

ハワイ島:東西と山間部の気候の違い

ハワイ島には、8つの気候帯が存在するほど地域によって気候が異なります。

東側(ヒロ周辺)
湿度が高く、年間を通じて降水量が多い。
緑豊かな熱帯雨林が特徴。

西側(コナ周辺)
乾燥しており、晴れの日が多い。
ビーチリゾートが集中しています。

山間部(マウナケア、マウナロア)
高地のため、気温が低く、時に雪が降ることも。

マウイ島:温暖で穏やかな気候の特徴

マウイ島は、温暖で穏やかな気候が魅力です。

平均気温は年間を通して23℃~26℃。標高3055mのハレアカラ山が貿易風をさえぎるため。東西で気候が異なります。

東部(ハナ)
雨が多い。

西部(カアナパリ、ラハイナ)
雨が少なく、晴天が多い。

カウアイ島:地域による微妙な気候差

平均気温は年間を通して20℃~29℃。カウアイ島の中心にあるワイアレアレ山には多量の雨が降ります。

北東部(ハナレイ)
降水量が多い。

南西部(ポイプ)
比較的乾燥し、晴れの日が多い。

内陸部
高温多湿。

ラナイ島:ハワイで最も乾燥した島の特徴

平均気温は年間を通して18℃~27℃。ラナイ島はハワイ諸島の中で最も乾燥している島です。

高い山が無いので、乾燥しており、降水量が少なく、1日の寒暖差が大きい。
地域差はありません。

モロカイ島:穏やかな気候と過ごしやすさ

平均気温は年間を通して20℃~26℃。モロカイ島は、オアフ島のすぐ隣なのでオアフ島と似た気候です。

東部はやや雨が多く、西部や乾燥しています。
ラナイ島の次に雨が少ない島です。

各島の地域別気候ガイドを参考に、ハワイ諸島の多様な魅力を体験してみてくださいね。

それぞれの島が持つ独自の気候条件に合わせたアクティビティや観光スポットを楽しむことで、ハワイ旅行がより充実したものになるでしょう。

時間帯による天気の差

オアフ島の場合、コオラウ山脈の南側では、しばしば朝は雨が降ります。

朝、ワイキキから陸側の山(コオラウ山脈)をみると、雲なのか、霧なのか、山頂がみえないことが多いです。

コオラウ山脈にはトレッキングコースがたくさんありますが、午前中に出発するとまず最初は雨に降られます。私の経験では午前中8時頃出発すると100%の確率で最初は雨に降られます。

雨が降ったとしても一時的で午前中にはやみ、お昼ごろには晴れます。

トレッキングなどで山に入る場合は、お昼ちょっと前から入って午後の方がお天気が良いです。

また、夕方になると雨が一時的に降って虹がみえたりと、1日の天気はパターン化しています。

ハワイ旅行の服装と持ち物アドバイス

ハワイでの基本的な服装と季節ごとの対策

ハワイでは、快適さとスタイルを兼ね備えた服装が理想的。季節に応じた対策も重要です。

基本的には1年を通じて、日本の夏のような服装でOKなのですが、飛行機内やThe BUSなど、乗り物や、やショッピングセンター等室内では、とても冷房が効いてますので、薄手の羽織るものを1枚ご準備を。

天気予報で「シャワー」というと小雨の弱い雨と思われるでしょうが、激しいにわか雨もありますので「雨が降るかもなぁ」という時は折りたたみ傘の持参をおすすめします。

息子走る
アロハスタジアムのスワップミートにて、突然の土砂降り!お店のテントの中で約20分も雨宿りさせていただきました。

日差し対策に必須のアイテム

ハワイの強い日差しに対応するため、日差し対策アイテムが欠かせません。

太陽の位置が日本よりも高く、ほぼ真上から陽がさすので、足の甲や、肩がかなり日焼けしてしまいました。

日焼け止めクリーム: ハワイ州には日焼け止めの成分に規制があります。禁止されている成分が含まれているものはNG!


サングラス、帽子をはじめ、UVカットの羽織物も便利です。

ハワイでの正装:アロハシャツとは?

ハワイでの正装として知られるアロハシャツは、以下の特徴を持ちます。

デザインは色鮮やかなプリントと独特の自然をモチーフにしたパターンが特徴。

ビジネスからカジュアルなパーティーまで幅広く対応できます。ビジネスの場合はズボンの中にアロハシャツをインします。

カジュアルで着る場合は短パンと合わせてリラックスした雰囲気も。

ディナーや特別な夜におすすめの装い

ドレスコードがあるレストランなど夜のディナーや特別なイベントには、少しドレッシーな装いがおすすめです。

女性:
エレガントな夏のドレスやマキシドレス。
軽いショールやラップが肌寒い夜に便利。

男性:
軽い素材のシャツにキレイ目のパンツ。
アロハシャツを上品に着こなすのも良いでしょう。

ハワイの自然現象に感動!

ハワイといえば「虹」!ダブルレインボーも

ハワイの象徴でもある虹。ハワイはとにかく虹の出現率が高いのです。

虹が見えるたびに「あっ!虹」と声が出てしまう。

虹の見つけ方は、朝早くや夕方に、雨上がりの晴れ間を狙いましょう。
山間部や渓谷の近くは特に虹が出現しやすい場所です。

虹が二重にかかるダブルレインボーも見られるかもしれません。

ムーンボウ

ムーンボウは、夜間に月の光で作られる非常に珍しい虹です。

観察のコツは、満月の前後の3日間の夜、特に雲が少なく空気が澄んだ夜に見るチャンスがあります。いくつもの条件が揃わないと見れないので、なかなかハードルが高い。
山間部や海岸近くの開けた場所での観察がおすすめです。

その幻想的な美しさは、まさに一生の思い出になるでしょう。

天気は賭け?

10日間以上滞在すれば天気は変化しますが、6,7日のショート滞在の場合は、私は天気は「賭け」だとわりきるようにしています。

雨といっても1日中降り続くことはそうありませんし、時々晴れて虹が見え、天気に関わらず楽しめることはたくさんあります。

6月後半は、統計上は天気が最高の季節のはずなので、天気が良い時期をあえて選んだはずだったのですが、滞在中はずっと「曇時々雨」というこの結果・・・。

6月のリフエの天気

6日間くらいのショート滞在では、天気の変化はあまりなく、7日以上滞在しないと天気が変化しないなと感じました。

かと思うと、雨季である10月の5日間ショート滞在中はずっと快晴というラッキーなことも。

結論として、天気を気にしても仕方がないというのが率直な感想です。(※台風接近のときだけは気にした方がいいです)

乾季だから旅行中の天気は大丈夫!ということはありませんし、行きたいとき、行かれるときにハワイを訪れるのがいいかなと思います。

ビーチに行く場合は、天気が良すぎても日焼けでまっかっかの大変な目にあいますので、曇りのほうがちょうどいいかなと感じることもあります。

ハリケーンが接近している時に、ホノルル滞在したことがあるのですが、連日気温は30℃以上で湿度も高くベタベタとして不快感Max!東京の猛暑とまったく同じ!

ハワイでも、こういう気候もあるのだと知り、はじめてのハワイ旅行がこのような気候だったら、ハワイの印象はまったく違っただろうと思いました。

やはりハワイは爽やかさが大きな魅力なんですね。

まとめ:ハワイの天候を理解して快適な旅行を

ハワイの温暖な気候と豊かな自然を最大限に楽しむため、この記事では季節、地域ごとの天候、適切な服装選びをご紹介しました。

夏は晴天が多くビーチアクティビティに最適、冬は温暖ながらやや雨が多いですがホエールウォッチングなどが楽しめます。

虹やムーンボウなどの自然現象もハワイの大きなな魅力です。

1年を通じて日差し対策をお忘れなく。

これらの情報を参考に、ハワイでの思い出深い旅行を計画しましょう。