楽しみにしているハワイ旅行。「旅行中の天気はどうだろう?」と、ネットで現地の天気予報を調べることはありませんか?
もしも、予定しているハワイ旅行中の天気予報がずっと雨だとしたら…。
カウアイ島4泊6日、滞在中の天気予報がずっと「雨」ということがありました。(※「天気予報は…」です)
出発前からブルーな気分になってしまうけど、天気だけはどうにもできません。
今さら、旅行の日程を変更するなんてできないし。
え~い、こうなったらあとは天にお任せです。
「カウアイ島の天気予報がどれだけあたるのか?」
雨季の2月、乾季の6月のカウアイ島旅行の天気と、旅行を快適に過ごせる服装についてお伝えします。
カウアイ島の天気
カウアイ島の天気予報
カウアイ島の天気予報はこちらで調べられます。
▼天気予報
Weather channel
WeatherUnderground
天気はとても変わりやすいので、天気予報よりも、雨雲の動きがリアルにわかる天気アプリで確認するといいです。カウアイ島のガイドさんも、天気アプリで雲の動きと風向きを見て、今後の天気を判断していました。
ハワイ旅行前にインストールをおすすめ
ハワイの天気予報アプリとサイトは雨雲レーダーがわかるのが便利
隣のオアフ島とは天気が違う?
カウアイ島は、ハワイ諸島の中で一番北の島。他の島からちょっと離れています。
「オアフ島は天気が良いけど、カウアイ島は大雨」というように、隣のオアフ島とは天気がまったく違うことがあるのもよくわります。
気温は他の島と変わりませんが、降水量はカウアイ島が圧倒的に多く、北東から吹く貿易風の影響で、カウアイ島の中央山間部、北部は雨が降りやすい地域です。
カウアイ島のリフエ空港に到着すると、他の島よりも、ムシッと湿度が高いと感じるでしょう。
地球上で最も雨が降る地点がある!
島の中心にあるワイアレアレ山頂(標高約1,570m)が、隣に位置するカワイキニ山頂と並んでカウアイ島の大事な水源です。
このワイアレアレ山頂は、地球上で一番雨が多い地点!
「ワイアレアレ(Waialeale)」とは、ハワイ語で「あふれ出る水」という意味。
1年のうち360日~365日、この山頂には、ほぼ毎日雨が降り、1年に350日雨が降ったことはギネス世界記録認定というもの。
一体、どれくらいの量の雨が降るのかというと、ワイアレアレ山頂に降る年間雨量は、東京の年間平均雨量の約9倍!
これを聞くと、「カウアイ島って毎日雨なんだ」と勘違いする人がいるのですが、雨が降るのはワイアレアレ山頂。島中に毎日雨が降るわけではありません。
島内でも地域によって天気が違う
カウアイ島内でも地域によって天気が異なります。
- カウアイ島の南西部(リフエ、ポイプなど)
比較的晴天が多い。
晴天が好きな人はポイプ側の滞在がオススメ。 - カウアイ島の北東部(ハナレイ、カパアなど)
曇りや雨の日が多い。 - 内陸部
地球で一番雨が降る地点のワイアレア山があるので、湿度が高く熱帯雨林が広がっている。 - カウアイ島の西側の沿岸部
乾燥している。
カウアイ島リフエの天気データ
気象庁(天候データ)のデータより
気 温:年間を通じて、平均気温は20~27℃。
降水量:雨季の10~3月は比較的降水量が多い。降水量が少ないのは6月
平年値は1981~2010年の30年間のデータの平均です。
近年は、記録的な豪雨、台風の影響により、降水量がその年によって大きな違いがあるので、昨年のデータよりも、平均値を参照するのが良いでしょう。
天気予報と実際の天気は?
天気予報と実際の天気は違うのか?
結論をいうと、違いがあります。
天気の動きが早いことと、日単位ではなく、時間単位で天気が変化するからです。
天気予報が晴れの場合は、予報通りということが多いです。
カウアイ島旅行の天気(2月)
2月下旬の4泊6日の旅行で、カウアイ島の天気予報はずっと雨、しかも最初の4日は普通の雨ではなく、何これ?「Thunderstomes(雷鳴)」って書いてある。
もうほんとに、オーマイガ~~~!です。
2月は「さすがハワイの雨季だな」って感じました。
「Thunderstomes」という予報は一時的なのか?それとも1日中雷鳴がとどろきでもしたら、まるでオカルト映画だな。
心配になり、事前に現地のツアーガイドさんに「お天気についてどうしたもんでしょう?」と、自分でも何を聞きたいのかまったくわからない質問をしてしまいました。
とにかく不安な気持ちを、落ち着かせたくて聞いてみたのですが。
「ハワイのお天気はあまりにも変わりやすいので、天気予報もあまりあてになりません。一週間前の予報と、一日前の予報ではたいてい同じ日の予報も変更されております。」
とのことでした。
つまり、天気予報は「予報」でしかないということですね。
さて、実際はどうだったのでしょう?
天気予報は毎日「雨&Thunderstomes」にもかかわらず、実際、雨に降られたのは1日だけ。
その雨といっても、一日中ずっと降り続ける雨ではなく、雨量が多くても少なくても降ったり止んだりが10分置きくらいに繰り返しされる雨。
その他の日も1日の中で朝夕に一時的には雨が降ったという感じです。「Thunderstomes(雷鳴)」は遠くで数回聞こえた程度です。
それ以外の日は、曇りと思うと、日焼けをするほど強い日差しになったり、一瞬シャワーのような霧雨だったりと、1日の中でも天気はコロコロと変わりやすく、時間刻みの天気予報なら頼りにできるでしょう。
朝は曇天
昼になると晴れる~。
カウアイ島旅行の天気(6月)
データ上でも降水量が一番少ない6月なのに、旅行期間中は、ほぼ雨の天気予報。
でた「Thunderstomes」!
帰国の日だけ「晴れ」という、後ろ髪をひかれる残酷な天気予報。
このことから、乾季の6月だから晴れということはないことがわかりました。本来は、晴天率が高いから6月の旅行に予定したのですが、予定とは裏腹の天気予報。
リフエ空港到着から思いっきり雨。天気予報当たってる!しかも豪雨。寒い~。
雨の中、スーツケースを持っての移動は大変。レンタカーに詰め込むまでにけっこう濡れてしまいました。
ところが、天気予報通りだったのはこのときだけ。
ハナレイも晴れ。
滞在中は、曇りが多く、時々晴れ、時々雨という感じで、島内の観光や、ボートでのナパリコースト上陸、マウンテンチューブなどアクティビティは無事予定通りです。
最終日の晴れは天気予報通りでした。もう数泊したかったなぁ。
No Rain No Rainbow!
No Rain No Rainbow!「雨が降らないと虹は見えない」という、素敵なことわざがあります。
雨は悪いものではありませんが「辛いことのあとにはいいことあるよ」とでも訳しましょうか。
雨が降らないと虹は見えません。
雨が降ったり、陽がさしたりを繰り返すので、カウアイ島は虹をよくみることができる島でもあります。
ふわっと出て、ふわっと消えていくので、雨があがったら太陽の180度反対側の空を見てくださいね。
ほんとによく虹が現れます。
カウアイ島旅行におすすめの服装は?
1日のうちでも、天気が、雨、曇、晴れ、曇・・・と変わりやすいカウアイ島。
他の島よりも湿度が高く感じられます。
ベストな服装は、雨が降ってきたときに多少濡れてもOKな服装でいること。
サンダル、短パンとTシャツ、ウインドブレーカーのようなはおるものがあれば、完璧。
しかし、短パン、Tシャツとなると、まるで小学生の男の子みたいなスタイルなので、色や柄でひと工夫を。
今日は、お天気がちょっと怪しいかなという時は、裾の長いマキシスカートやパンツ、滑りやすいサンダルは避けた方が無難です。裾がびしょびしょになっちゃう。
観光客のみなさんは、Tシャツに短パンというスタイルですが、下からふきあげる風が強く涼しくて、私は寒い。ノースリーブの上にカーデガンを着ています。
また、雨が降ると、足元が濡れ、気温が下がって寒く感じることもあるので、羽織るものは用意しましょう。濡れてスーパーマーケットに入ると、極冷えです。
靴は、トレッキングコースで山の中を歩かない限り、車でまわれる場所は舗装されているので、足元がドロドロになるようなこともありません。
舗装された道やホテルの中は滑りやすいので気をつけてくださいね。
雨天対策はオススメ!便利なグッズ
雨が多いといっても、1日中降り続くことはそうありません。降ったりやんだりを繰り返します。
1日に1回は霧雨のようなシャワーや雨に振られていたので、傘はいつも持って歩きました。
濡れた傘を持って歩くのは邪魔になりますよねぇ。
傘の持ち歩きにはジプロック!
雨が降ったり、やんだりに対応できるよう、傘を使わない時はジプロックに入れて、かばんに入れておくのが得策でした。濡れた傘でもジプロックの中なら大丈夫!そして雨がふってきたらジプロックから出してさします。
ほんと、ジプロックってハワイ旅行では大活躍!
ハワイ旅行に持っていくと便利なものはコレ!おすすめの持ち物をご紹介
カウアイ島は、雨に恵まれているからこそ、緑が多く、グリーンアイランドと呼ばれる、本当に緑豊かな島です。
天気予報に関わらず日焼け止め対策を
天気予報は雨でも、急に晴れて日差しがカーッと強くなることもあります。帽子やサングラス、日焼け止めクリームなど、日焼け対策は必須。
曇でも、紫外線だけは降り注いでいます。
「曇りだし、2月だから大丈夫でしょ」と肌が弱いくせに、日焼け対策を怠ってしまいました。
しまった・・・
急に雲がはれ、ギラギラと強い日差しになって、気づいたら腕がまっかっかに日焼け(やってしまった・・・)。夕方には水ぶくれになってしまいました。処置をしなくては。
日焼けにはアロエ!お店でアロエベラジェルを買って、火膨れした肌にぬり、カンカンに熱くなった腕のほてりをおさえました。
このジェル最高!翌朝には火照りがおさまり、ヒリヒリの痛みもなく、日焼けあともきれいにしてくれるおすすめジェル!
現地のスーパーや薬局で売っています。
肌が弱い人は、天気にかかわらず、ハワイでは1年中日焼け止めを塗るか、肌を露出しない服装をおすすめします。
日本よりも、真上から日がさすのか、足の甲とか、座っているときのももとか、肩の上とか、真上からの太陽光で焼けることが多く、日焼け止めを塗り忘れて、ひどいめにあってしまいました。
ココナッツ天気予報って知ってる?
カウアイ・マリオット・リゾートのビーチ側小道にユニークな天気予報があります。
ここにぶらさがったココナッツでお天気がわかるよというもの。
看板の「もしも、ココナッツが湿っていたら雨」
という一番上の一文を読んで、左にぶらさがっているココナッツを触って「湿ってないよー」と言ってしまいました。
ユーモアと気づかずに。
もしも、ココナッツが揺れていたら、地震。
もしも、ココナッツがどこかへ行っちゃったら、ハリケーン
たとえ、雨が降っていても微笑んでしまう。
まとめ
私のようにカウアイ島では、1日1回は雨が降るという人も、10日間滞在していたけど、一度も雨に降られなかったという友達もいます。
このように、同じ時期に旅行をしても、天気が違います。
カウアイ島のガイドさんからのアドバイスは
「お天気でも何でも、懸念したことは引き寄せやすいので、心配せずに曇りや晴れの日を想像しておいてください。それが一番いいお天気対策です。」
その通り!!
今のハワイは?