カウアイ島にあるコロアという小さな町。車で通るとすぐに通りぬけてしまうほどのエリアです。
車だと一瞬で通り過ぎてしまうくらいのエリアなのですが、ここだけはまるで映画のセットの中にタイムスリップしたような古い町並みです。
サトウキビプランテーションはじまりの町
ハワイで初めてサトウキビ栽培に成功したのは、1835年に、ここ、カウアイ島コロアです。
ここには温暖な気候、肥沃な土地、豊かな水があり、野生のサトウキビが一面に生い茂っていました。もともとプランテーションが始まる以前に、ポリネシア人が運んできたそうです。
アメリカ本土から渡ってきた3人が、カメハメハ皿世から土地を借り受け、コロア・プランテーションを作りあげたのです。
サトウキビプランテーションは、19世紀後半捕鯨に代わって砂糖がハワイの経済を支える重要な産業になったため、労働力が必要となり他国から多くの移民を受け入れることになりました。これが移民の歴史の始まりです。全世界から約35万人がハワイに移住しました。
「あれは何?」広場の真ん中に煙突がドンと置いてありました。プランテーション時代に砂糖を精製した当時の工場の煙突です。
そして、煙突の前には他国から労働者としてハワイに渡ってきた各国の移民のブロンズ像がありました。
コロアにあるプランテーションで働く7人のブロンズ像
7人とは7民族で、ハワイアン、プエルトルコ人、中国人、韓国人、日本人、ポルトガル人、フィリピン人とのことですが、映画「ピクチャーブライド」に登場する日系人の服装からも、おそらく右から3番目(帽子の下に手ぬぐいをまいている)が日本人でしょう。
こうした移民たちの労働力がサトウキビプランテーションを支えてきました。後に、ハワイの各地にサトウキビプランテーションが誕生することになります。
ここにもランチプレートのトラックが。観光客は私たちだけです。
History Center
この像から道路をはさんで、コロアのプランテーションの歴史を紹介しているヒストリーセンターがあります。日本からコロアに渡り、見知らぬ異国の地で朝から晩まで労働にあけくれた、移民の様子がうかがえます。日系移民の苦労ははかりしれません。
そんな日系移民の心の安らぎになったのはお寺や神社です。コロアの町には今でも浄土宗の寺院が在ります。ハワイにある寺院は宗教的な祈りの場や行事以外に、子供たちに日本語や武道を教えたり暮らしに関わる事や、サークル活動など日系移民の交流の場の役割もはたしていました。
オールド・コロア
古い木造の店舗が連なり、まるで西部劇に出てくるような感じです。プランテーションの時代には商業の中心でしたが、第二次世界大戦後はお店はどんどん閉店し、今はブティック、ギャラリー、カフェなど観光目的のお店が中心です。
日系人のスーパー「SUEOKA MARKET」もあります。かまぼことかラーメンや海苔など日本食がたくさん売られていました。冷房がとてもとてもきつかった(この辺がアメリカだ)。
Island soap
アイランドソープの石鹸やボディーローションは、ハワイではABCストアーでもスーパーでも絶対に置いてあるといっていいほどですが、アイランドソープの実店舗がここコロアにあります!アイランドソープの実店舗の来たのははじめて。お店の中に入る5mくらい前から、それはもうアロマのいい香り~。香りに惹き寄せられてしまう。
石鹸だけでもこんなに種類も大きさも豊富なの?!というくらいたくさんありました。ケースに入っていない石鹸がほとんどで、3つか4つ買うと、1つおまけで選べるとのことでしたが、お土産用にしたかったので、ケース入りにしました。どの石鹸もいい香りでもっとたくさん買っていきたかったのですが、石鹸何十個もどうするの?になるのでやめました。
シアバター入でお肌にやさしい石鹸
パイナップルの甘くさわやかな香り。香りはほのかです。
こちらは超お気に入りのシャンプーとリンス。結構、量が多いんです。
一度使ってから、すっかり私はこのシャンプーとコンディショナーにはまり、“ふさふさつやつや”した子どものようなバージンヘアーに、髪がどんどん元気になる感じです(個人差はあります)。日本でネットで購入して使っていますが、やはり実店舗は日本の半額でした。高級品では無いのですが日本に空輸されている間にまぁまぁいいお値段になってしまう。これ、ABCストアーにもスーパーにも売っているのを見たことがありません。置いて売ってほし~。
このシャンプーで髪を洗うと「あ~コロアの香りがするー」ってコロアの情景が目に浮かび、気分良くなります。ココナッツとパッションフルーツとフローラルなナチュラルな香りです。自然の香りなので、人工的な香料とは違い香りは長続きしません。
オアフ島には、ワードセンターズ内にお店があります。