ハワイ島の空気感にとっても癒やされる映画。何回も観てしまいました。
バッグのブランド「PORTER」で有名な、吉田カバン創始者の孫「吉田玲雄」さんが、ホノカアで過ごした実体験をもとに綴られたストーリー。
ハワイ島にある「ホノカア」という小さな小さな町を舞台に、町の映画館で映写技師として働くことになった青年「レオ」と、そこに暮らす人々の人間模様と不思議、不思議な体験も。
ホノカアってどこ?
その昔、サトウキビ産業とマカデミアナッツの栽培で栄えたホノカアですが、今はひっそりとノスタルジーな街並みです。
STORY
主人公のレオ(岡田将生)は、恋人(蒼井優)とハワイ島にあるホノカアにムーンボウ(月の虹)を探しに行くのだが、行き当たりばったり無計画に探しても、ムーンボウは観ることが出来ず(簡単に観れるものではありません^^;)、恋人とも破局。
その後、大学を休学したレオは、不思議な魅力のあるホノカアに戻ってきて、ホノカアの映画館で映写技師として働くことになる。
この町で、レオはちょっと変わっているが心優しい人たちと出会っていく。
日本語が読めない日系老人のコイチ(喜味こいし)は、自分のTシャツに書いてある文字「同性愛」ってどんな意味かレオに尋ねると、レオは「愛に壁はないという意味かな」と答えた。
ハワイ島の自然の中、こうして暮らしていたら人はやさしくなるんだろうなって思いました。ハワイの空気に癒やされたい人におすすめです。
雰囲気が映画「かもめ食堂」っぽいです。
キャストは、岡田将生をはじめ、賠償千恵子、長谷川潤、喜味こいし、正司照枝、蒼井優、深津絵里、松坂慶子と豪華キャスト。ある年代以上の人じゃないと知らないかな?
ムーンボウって何?
太陽の光によってできる虹はレインボウですが、月の光でできる虹がムーンボウ。
満月の夜に、いくつかの条件が重なれば出現する虹で、珍しい自然現象のひとつ。
ムーンボウはハワイでは「この世の最高の祝福」であり、「ムーンボウを見た人には幸せになる」と言い伝えられています。
「ムーンボウが見たい!」という方には、ムーンボウのオプショナルツアー(ダイアモンドヘッドクラブ ハワイ)がおすすめ。
ホノカア・ピープルズ・シアター
映画の舞台となる映画館は、ホノカア唯一の映画館で、今も現役の映画館。
1930年代にはこの町の日系移民たちの憩いの場として親しまれていました。
http://honokaapeople.com/
ワイピオ
映画の中に何度シーンとして登場するワイピオ。
「ムーンボウ」を探すためにレオとビーさん(倍賞千恵子)が向かったのがワイピオ渓谷。
ハワイの王族が祀られている神聖な地です。
その他
ビーさんが、フライパンも持っていないレオに毎日食事をつくってあげます。
ビーさんの家で猫のご飯と知らずにつまみ食いをして「美味しい」って食べたのがはじまり。
登場するお料理は、どれもこれも美味しそうで、特にロールキャベツ、マラサダはクックパッドなどでも「ホノカアボーイのロールキャベツ」としてネットで話題にもなっています。
ホノカアボーイのレシピ
キョンキョンだよ~
そして、なんといっても、私のおすすめは、主題歌、小泉今日子の「虹が消えるまで」。
歌詞がなんとなく、ホロッときてしまいます。
ホノカアの町のゆったりとした空気感がとてもよく現われている映画です。