ハワイ島のマウナロア火山で、2022年11月27日に噴火がはじまりました。
噴火は1984年以来、38年ぶりのことです。
マウナロアでは小さな地震が今年の7月頃から始まり、ピークの9月には1日に40~50回地震が観測されており、噴火に至るまでの兆候がありました。
マウナロアの噴火に伴い、ハワイ島のお隣の山「マウナケア」にもある変化がありました。
マウナロアのLive映像
マウナロア山の標高は4,169m、マウナロアとはハワイ語で「長い山」の意味。
溶岩流は山頂のカルデラで発見され、住民が暮らしている地域へは影響がないと発表されています。
もう1つのハワイ島の山「マウナケア」
ハワイ島にはもうひとつ標高4,205 mの山「マウナケア」があります。ハワイ語で「白い山」を意味します。
マウナケアとマウナロアの位置関係は次の通り。
四国の約半分の広さのハワイ島の中に、富士山よりも高い、標高約4000mの山が2つあるなんてすごい島ですね。
マウナケアの山頂には、すばる望遠鏡をはじめ、世界11カ国の研究機関が運営する天体観測施設「ハワイ観測所」があることでも有名です。
そして、このマウナケアの山頂はYoutubeで、Live映像で見ることができますので、ご紹介します。
マウナケア山頂Live映像
夜になると、マウナケア山頂にはたくさんの星が美しく輝き、しばらく見ていると流れ星が見えます。星が見え始めるのは、日本時刻の午後2時~。
この映像が好きで、「マウナケア山頂ライブページ」をブックマークし、日課のように夜空のLive映像を見てしまうのですが、ここ数日、白い天文台が、なぜか赤く映し出されていることに気づきました。
なぜ赤く映し出されるようになった?
まさかとは思いましたが、赤く映し出されている理由は、お隣の山、マウナロアの火山の噴火の光だったのです。自然のライトアップなんです。
この他にもマウナケアライブ映像の中には、とても珍しい現象が撮影される時がありますのでいくつかご紹介します。
まるで映画の特撮ではないかと思うほど。自然の力は計り知れません。
過去最大級の大火球
画面の左側に注目!
特撮みたい?!
珍しいムーンボウ
画面左下の天文台に注目!
ムーンボウ(月虹)は条件が合わないと見られませんので、貴重な映像です。
- 満月を中心に前後の夜など月の光が強い夜
- 霧雨や霧などの水滴があること
- 見られる時間は月の出の後か、月の入りの前
通信衛星のうちあげ
ライブ映像をよーく見ていると、星ではなく移動する物体を目にすることがあります。
UFOではありません!ほとんどがスターリンクの通信衛星です。通信衛星ってこんなにもたくさん飛んでいるのだと驚きました。
このスターリンク衛生を打ち上げる瞬間もライブ映像に記録されていました。衛生の打ち上げ方なんて考えたこともありませんでした。
こんなことまで見られるなんて。
映像の13秒を過ぎたあたりから、画面右上角から連凧のように衛生が連なって登場します。
謎の渦巻き登場
常に記録されているライブ映像ってすごい!
画面左から登場する渦巻きに注目!
この映像の約2時間前に、アメリカの航空宇宙メーカー「スペースX」が「ファルコン9」ロケットを打ち上げており、おそらく、その上段が残留ガスを噴出しながら回転し、それが夜明けの太陽の光が反射してこのように見えたようです。
さいごに
マウナケアの珍しいライブ映像をご紹介しました。365日24時間撮影されていると、何が起きているのか発見できておもしろいですね。
マウナケア山は富士山よりも高い山ですが、車に乗って山頂まで昇ることができます。
一般車両での入山は禁止されていますが、ツアー会社さんのツアーに参加すれば可能です。
いっきに4000mまで昇ると、高山病になってしまいますので、途中のオニヅカ・ビジター・インフォメーションセンターで約1時間ほど休憩をし、からだを標高に慣らしてから山頂を目指します。
マウナケア山頂からの景色は圧巻でした。
初めての標高4000mにドキドキ