ハワイはとても良いお天気です。
しかし、日本に接近している台風の影響で、ハワイから日本へ向かう飛行機が飛ばないかも。
台風は日本を直撃、ダニエル・K・イノウエ空港から日本へ向かうフライトはほとんどが遅延という自体に帰国の私たちは巻き込まれてしました。
tenki.jp
こんなとき、ツアーならば旅行会社が諸々手配してくれるのでしょうが、今回は個人手配の旅行。
自力で対処しなければ。
この貴重な経験で学んだことや注意点、海外旅行保険の補償についてお伝えします。
飛行機遅延の可能性があるときに注意することは
今回利用した航空会社はハワイアン航空です。
ハワイアン航空について知りたい方はこちら
ハワイ旅行はいつもハワイアン航空!座席や機内食の感想は?羽田空港からハワイへ直行航空会社からのメールチェック!
日本出発の時から、帰国のフライトがもしかしたら台風に直撃するのでは?という不安はありました。
ハワイ滞在中も、毎日、日本の天気予報は確認していたのですが、ここはやはり素人「台風のこのスピードなら帰国のフライトの時に大丈夫だよね」なんて、都合の良い天気予報の読みをして、のんきに過ごす。
明日帰国という前日の夜、ハワイアン航空からの飛行機遅延のメールに気づく。
件名「ハワイアン航空 ご搭乗便の発着時刻の変更に関するご案内」
******* 抜粋 *********
29 9 2018 04:10 午後 のHonolulu, HI, United States (HNL) 発、30 9 2018 07:30 午後 Tokyo, Japan (HND) 着のHA457 便は発着時刻が変更になりました。
新しい発着時刻は、30 9 2018 03:00 午前 Honolulu, HI, United States (HNL) 発、Tokyo, Japan (HND) への到着は30 9 2018 07:30 午後 を予定しております。
**********************
午後4:10発が午前3:00発に変更。
ん?新しい発着時刻の日付と午前と午後が一致しない。
9/30午前3:00発 9/30午後7:30着
これって、おかしくないですか?
9/30に出発すると、日付変更線をまたぐので日本に到着するのは10/1のはず。
どういうことなんだろう?と不安でいっぱいです。
ハワイアン航空へ電話をする
遅延の時刻を確認するために、遅延メールに紹介されていた、ハワイアン航空の日本支社とアメリカ支社に電話をかけたのですが、まさかの就業時間外コールが流れる!
しかも週末の休みに入るので明日、明後日はお休み~とのこと。
さすが外資系企業、お客は緊急時でも会社は平常でした。
海外旅行保険会社へ電話をする
他に連絡できるところはないか?と考えてみると
「出発前から帰国後までサポートします!」とうたっている加入している海外旅行保険会社へ電話をしてみた。
「フライトが変更になったのですが、その時間が不確かなので困っています。」と聞いてみましたが、サポート外の内容なので空港に問い合わせしてくださいとバッサリ(-_-;)
そりゃそうだ。
楽天トラベルサポートデスク
ホテル予約を楽天トラベルで申し込んだので、楽天トラベルサポートデスクのサポートが使えるはずだ!と一筋の光が見えた。
しかし、夜8時では楽天トラベルサポートも時間外であきらめる。
Webチェックインで確認する
「9/30午前3:00発」は、もしかして「9/29午前3:00発」の間違いだったりしないか?今は9/29の夜8時過ぎ。
となると、あと数時間でホテルをでないと・・・、パニック!
バタバタパッキング開始~!!。
そうだ!先にWebチェックインをして飛行機に乗る意思表示をしておこう!
と、タブレット端末からWebチェックインをしていた時、「遅延」という文字を発見。
「早まったわけではなく遅延?」Webチェックインした時の「BORDING PASS」をPDFでダウンロードして、ことの真相がわかりました。
遅延です。出発が早まったわけではありませんでした。
Date: SEP-30 3:00A
Departure: 3:00A Honolulu/HNL
Arrives: 6:20A Tokyo-Haneda/HND
やっぱり、さきほど見た発着時刻変更メールの到着時刻が違ってるじゃないさ!
✕ 変更お知らせメールでは:9/30 7:30午後
◯ WEBチェックインでは:6:20A(10/1 午前6:20)
変更お知らせメールの到着時刻が間違っていたんだ。
ここで「飛ぶのは明日の深夜だ」と確信し、バタバタパッキング中止。
ハワイでは時刻は24時間表記ではなく、am. pm.表記が一般的なようです。
しかも「am.」を「A」一文字で表すので、見間違えしないように要注意です。
教訓:変更メールだけではなく、必ず航空会社のホームページで確認すること
こんな基本的なことすら忘れていたのは、すでにパニクっていた証拠です。変更メールが間違っているはずがないという思い込みが失敗のもとでした。
飛行機遅延が決まったら
空港内待機か延泊か?
飛行機が出発するのは明日深夜の3時。11時間の遅延となってしまいました。
予定通り昼の12時にチェックアウトした後は、スーツケースはホテルで夜まで預かってくれるとのこと。
夕方までワイキキ界隈で遊んだ後、荷物をとりにホテルに戻り、その後、空港にさっさと入って、朝3時までず~~~っと空港内で待機という方法もありですが、なんだかつらそうで居場所に困るな。
それならば、ホテルにもう1泊して、もう1日楽しんだほうがいいのではないか?
昼間は遊び、夕方ホテルに戻り、シャワーをあびて、仮眠をとって、深夜フライトの3時間前にチェックアウトして空港に向かえばいい。
ということで延泊に決定。
ホテルのフロントで飛行機が遅延になったので、もう1泊延泊したいことを伝えると、同じ部屋のまま延泊できました。
これがツアー客も利用する大型人気ホテルだったら、次の予約があるのでこうはいかなかったでしょう。
プチホテル規模のワイキキからちょっと離れたところを選んで、心底良かったと思いました。
滞在したのはこちらのホテル
アクア パシフィック モナーク宿泊ブログ|ホテルの部屋で暮らすようなハワイ旅延泊はするけど、チェックアウトは23:00。もったいない感じもしますが、ハワイ旅行最終日でお疲れ気味の私たちにはこの方法で大正解でした。
出発前にホテルに戻って体を休める場所があることが、精神的にも肉体的にも楽です。
ホテルは楽天トラベルのセール価格で予約をしたので、延泊分は通常料金になることも覚悟しましたが、セール価格がそのまま適用されラッキー!
フライトが予定より何時間も遅れる場合は、もうわりきってしまって、1泊延泊してハワイを楽しむのもありだと思います。
空港までの送迎を確保
23時にホテルからダニエル・K・イノウエ空港にむかうにはタクシーです。
ホテルのフロントで延泊を申し出たときに「タクシーも予約しましょうか?」と確認されましたが、せっかちな私はすでにチャーリーズタクシーを予約しておりました。
遅延になった日本人観光客でタクシーが予約できなくなる恐れはないかと、さっさと予約したので。このせっかちさが日本人ですね。
空港までのタクシーはホテルのフロントに予約をお願いしても良かったですね。
これで、ホテルと、空港までのタクシーも確保でき、夕方まで楽しめます。
想定外のおまけのハワイです。
- 同じ部屋にそのまま延泊できた。
- 7日間乗り放題のトロリーチケットが残っていたので使えた。
- レンタルWi-Fiは日本の返却日には間に合うのでそのまま使えた。
おまけのハワイを楽しんでいる間にも、いつ何時航空会社からメールが届くかもしれませんので、定期的にメールをチェック。
そんなときに役に立ったのがレンタルWi-Fiです。どこにいてもメールが確認できるのでほんと、持っていて良かった。
教訓:下着と洋服は余分に持っていこう!
レンタルWi-Fiはトラブル時にこそ役に立つ!
チェックインの3時間前には空港へ
夜の空いているハイウェイを通り、驚くほど速く、あっという間に空港に到着。
ハワイアン航空は国内線発着の「ターミナル1」です。
私たちが到着したときにはすでに約50人が待機。全員日本人かと思われます。
せっかく早く来てもカウンターにスタッフがいないのでチェックインできません。
こんなときぐらいはスタッフが待機しているのかと思ったのですが、違いました。
ソファーはすでにいっぱいなので外の通路のベンチに座っていると、次から次へとチャーリーズ・タクシーが到着。
シャトルバスやレンタカー会社のバスも到着し、ロバーツハワイのシャトルバスは24時間OKです。
どんどん、人が増えて真夜中の空港が活気づいてきました。
座れる場所がない人たちが、チェックインの列に並びはじめました。
ざっと100人くらいいるのでは?
深夜0時になるとスタッフが数名入ってきて、やっとカウンターがあきチェックイン開始。
私たちもチェックインの列に並び、列に並んでから20~30分でチェックイン完了。
「ふ~っ」ここで安堵。
ハワイアン航空のセキュリティチェックがクローズされているので、ターミナル2(国際空港)までトコトコと歩いていき、JALのセキュリティチェックから空港内に入ります。
チェックインが終わった人たちはトコトコと歩く。
セキュリティチェックの列に約20~30分並び、やーーーーっと空港内へ入りました。
やれやれ~。
夜中の空港ってこんな感じです。
早くから空港に入って床で寝てる人もいました。私が同じことしたら間違いなく体中痛くなる。
空港内の店はCLOSE。水分確保をどうする?
ダニエル・K・イノウエ空港は、太平洋のハブ空港だけあって24時間空港です。
といっても、一番遅くまであいているお店でも10:00pm.までで、深夜0時には空港内の店は閉まってます。
ミネラルウォーターなど、水モノはセキュリティチェックで没収されるので、みんな飲料をもっていません。
暑いホノルルは喉がかわきます。
セキュリティチェック後の制限区域内での水の補給はどうしたらいいのか?
お店はあいてないし、自動販売機はどこにあるのやら?
スタバすごい!
空港内に長蛇!スタバの勝利!
スターバックスでオーダー待ちをしている人の行列です。こういうときだからこそOPENしているのかわかりませんが、すごいそスタバ!
スタバだけが開いてたっていうのも、ビックリですね。
アイスラテが飲みたい気持ちは山々ですが、この列に並ぶ気力はありません。
「販売機ないかなぁー」とその先を歩くことにします。
暑いホノルルで水分の元がないのは、生死に関わるのではないかと思ったほど喉がカラカラ。
自動販売機発見!
ターミナル2のC3ゲートのあたりに飲料の販売機発見。
1本2ドル75セントで、このときはクレジットカードが使えずキャッシュのみで、硬貨がないと買えません。
10ドル札で買おうとしている人はお札を挿入しても戻ってきてしまい駄目でした。
私はかろうじて5ドル札を持っていたので、5ドル札を機械に挿入し、ミネラルウォーターのボタンを押すと、25セント効果のおつりがポン・ポン・ポン・ポン・・・と9枚でてきました。
5ドル札での釣り銭はあったようで、販売機からおつりの硬貨をたくさん使ってしまった罪悪感も。
おっ!記念硬貨ないかな?とちょっとワクワクしたりして(ありました♪)。
25セント硬貨コレクター「50州25セント硬貨プログラム 」教訓:空港での自動販売機用に硬貨を用意。$1を8枚くらいもっておく。
航空会社からの差し入れ発見!
搭乗ゲートにつみあげてあったダンボール箱の中に、飲み物(水とPOGジュース)とスナックがあるのを発見した搭乗者がいました。
まさに発見です。
「free」とも「ご自由におとりください」とも何も書いてないのですが、深夜の水分補給のために、搭乗者用にもらっていいものだろうと思われます。
空になったダンボールをよけて整理する日本人までいた。さすがだ。
その後、ハワイアンのスタッフがゲートにやってきて、ジュースや水を飲んでスナック菓子をたべている私たちを見ても何も言わなかったので、我々がいただいて良かったのでしょう。
ハワイアン航空をはじめ他の航空会社も飲料とスナックが配給されたようです。
深夜の静かな空港です。とにかく眠たい。
飛行機は満席。搭乗ゲートでも空席待ちの長蛇ができていたので早めにチェックインしてよかったです。Webチェックイン済といえども他に欠航便もあり、フライトはぐちゃぐちゃ状態で席がなくなっていた可能性もゼロではなかっと思います。
予定時刻より約30分遅れての離陸だったようですが、席に座るやいなや眠ってしまい、離陸もわかりませんでした。意識が戻ったのは上空でのドリンクサービスのとき。
ほんとに台風だったのかというくらい静かなフライトで、真夜中出発ということもあり、実によく眠れました。
朝6時、飛行機は千葉県上空を何回か旋回し、着陸の順番待ちしている様子。台風でフライトが混乱しているのでしょう。
旋回中、富士山がなんども見え隠れ!
飛行機遅延の海外旅行保険とその補償は?
飛行機から降りて羽田空港の建物に入ったところで、航空会社のスタッフさんが遅延証明証を配っていました。
「遅延証明書」は保険で使えるかもしれませんので、念の為もらっておきましょう。
この遅延証明書は何につかえるかというと、海外旅行保険の航空機遅延の証明です。
飛行機遅延はオプションになっていることがほとんどで、オプション追加料金といっても200円くらい。
この200円が大きな違いになります。
一緒に旅行した友人は飛行機遅延オプションに加入していたので、飛行機遅延証明書と必要な情報をメールで保険会社に送り、すぐに保険金の1万円が入金されました。
そして延泊分のホテル代になったのでした。
t@biho(タビホ)の海外旅行傷害保険に加入しており、タビホの「航空機遅延」オプションは出発予定時刻から6時間以上の出発遅延となった場合、1万円が保険金として支払われます。
使った分の食費だけとか交通費だけなど、支払った金額に対しての補償ではなく、一律1万円が支払われます。
私は台風接近にもかかわらず飛行機遅延オプションに加入しなかったのです。しかも友達よりも1つ上のコースに加入して、掛け金総合計は私の方が多いにもかかわらずリターンゼロ。
その他に、クレジットカードに付帯する海外旅行保険が2つあったので補償内容を確認しましたが、飛行機遅延は該当なし。
このように複数の海外旅行保険に加入していても肝心な飛行機遅延がなかったというおそまつな結果で、あらためて保険について考える機会となりました。
海外旅行保険のサポートは怪我や事故に目がいきがちですが、起こりうる可能性が高いのは飛行機遅延ではないかと思います。
飛行機遅延のオプション価格は悩む金額ではないので、転ばぬ先の杖として飛行機遅延への加入をおすすめします。
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まとめ
飛行機遅延がわかったときは、持っているだけの英会話力をフルに使い、あっちこっち電話しまくりパニックになりましたが、延泊によりもう1日ハワイを楽しむことができました。
延泊翌日のワイキキは、1年に1回しか開催されない「アロハ・フェスティバルのフローラル・パレード」。アメリカで3番目に盛大なフラワーパレードです。
おかげさまでゆっくり見学でき、ものすごく得した気分。
時間がなくて行かれなかった「ニコス・ピア38」にも行くことができ、美味しいシーフードもいただけて、おまけのハワイに感謝です。
ホテルに戻れば仮眠をとれたので、早朝のフライトでもからだは大丈夫です。
当初の予定通り、日本に帰ってこれたとしても成田や羽田の交通網はストップ!日本まで帰ってこれても電車もタクシーもなく空港で足止めだったことでしょう。
日本に到着して道路に派手に散乱した木々を見て、台風の爪痕を感じました。
もう1日おまけのハワイを楽しむことができ、遅延で延泊したことはベストだったと思っています。
結果オーライです。
これで、飛行機遅延に加入していたら、ホテル代がほぼまかなえていうことなしですが、この教訓は次回に活かします。