はじめてワイピオ渓谷に来たときは、乗馬で谷をまわりました。そのときの感動を違う形でもう一度!
今回はお手軽に4WDのシャトルに乗って、ガイドさんに観光してもらいながらまわるというツアー。ガイドさんは英語なので、たぶん、ほとんど理解できないだろう。
ワイピオ渓谷ははじめてではないし、予習をしていけば、多少ガイドさんの英語の説明がわからなくてもなんとか理解できるだろうと、ツアーに参加しました。
ワイピオ渓谷についてはこちらの記事を参照ください。
※ワイピオ渓谷内へのアクセスについてのお知らせ
ハワイ郡は、2022年2月25日より、ワイピオ渓谷内への道であるワイピオバレーロードは、落石の危険性等への安全対策として、閉鎖することを発表しました。 ワイピオバレーロードはワイピオ渓谷の住民、農民、土地の所有者、および農業事業を営む所有者のみが利用できます。ワイピオ渓谷展望台より景観をお楽しみください。
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ワイピオバレーシャトルツアー
ワイピオ渓谷を観光客に紹介するために、1970年に日本人の松生千秋氏が創業した会社はシャトルツアーの老舗。この谷で育ったネイティブハワイアンのガイドさんがドライバー兼ガイドさんです。
ツアーは約1時間半。
集合はアート・ワークスというお店。ここがツアーの事務所なのでここでチェックインをしてシャトルに乗り込みます。
ここから渓谷の入り口までは約5分。
今回は日本人観光客は私たちのみで、他はヨーロッパやアメリカ本土、中国からの観光客の人でした。なのでガイドさんは英語のみで続行です。
シャトルで急傾斜の坂を降りる

ワイピオ渓谷へはシャトルに乗って坂を降り、シャトルに乗ったまま渓谷をまわります。

ところが、渓谷への坂はこの通り、25度以上の急勾配!ここを一般車で降りようとしたら、ひっくり返って坂の下に転落でしょう。現に、転落した車がひっくりかえったまま、ボロボロに朽ちてました。戒めのように放置されたままです。
この坂道や渓谷は、レンタカーは保険が効かない道路です。
安全なシャトルのツアーを利用しましょう。

すっごいエンジンブレーキ音が響き渡り、緊張ーーー。

道幅は車が1台分。対向車にも気を付けないと、登り優先!一般車はいませんがたまに対向車が来ます。
ワイピオ渓谷の景色

無事、渓谷に到着。ここからすばらしい景色がはじまります。
車はところどころで止まり、自然や歴史や文化について英語で説明してくれます。

ヒイラヴェの滝が見えます。


ワイピオは天国のようなところ・・・。

制限速度は5マイル。約8キロです。制限速度はマイル表示です。

ところどころに家があります。ワイピオ渓谷には住人がいます。

この谷に残って暮らす最後のネイティブハワイアンもいます。ここを出てしまったら、この地の文化と歴史は途絶えてしまうから、このスタイルで生きることを選んだそうです。
食物やタロを収穫し、何世代も前と同じ方法で同じ魚を捕り、先祖と同じやり方で生活をしているのです。

谷なので、あちこちに水場や川があります。

道路も雨が貯まればこのように川に。

そんな水っぽい渓谷をシャトルはガンガン走ります。川もジャボジャボ渡ります。

気持ちいー。


タロイモ畑が広がります。タロイモは貴重な生産物で、特にワイピオのタロイモは味が良いとよく売れるのだそうです。



ガイドさんがヤシの実を落とし、車の鋭利な部分を道具にして割ろうとしています。

割れた!ココナッツやん。本物のココナッツウォーターだ。香りはありません。

白い実の部分は薄皮とともにはがれます。薄皮はケバケバしておいしくないので白い実の部分だけ食べます。正真正銘のココナッツ。美味しいけど薄皮をはがずのがちょっと食べづらいかな。

本当に豊かな緑と水。空気も最高。
植物

ウナヅキヒメフヨウ。別名スリーピングハイビスカス。名前の通り、うなづいているように下に向いて咲き、花弁は全開しません。珍しい花ですが、ワイピオ渓谷の川沿いには群生があります。

これは何だ?ひょうたんのような形をした植物ですが、茎から直接、実になっています。

メディニラ・マグニフィカ。フィリピン原産の蘭。

野生の馬、野良馬です。
帰りはあの坂道を上ります。シートベルトはしめていても、車がゆっさゆっさ揺れて、からだが振り回され、首がやばかったです。

ワイピオに来るたびに癒されますねー。