ハワイへの旅行を計画する際、旅行会社の「ツアー」と「個人旅行」、どちらを選ぶべきか迷うことがありませんか。
「航空券」と「ホテル」がセットになっているツアーは、忙しい人や初めてのハワイ旅行者には便利だし、自由に航空券とホテルが選べる個人旅行は、自分のペースで自由に選択できる点が魅力的。
どちらの場合も、オンラインで簡単に予約できますね。
しかし、料金的にはツアーの方が個人手配よりも安いこともしばしばあり、コストパフォーマンスを考えるとどちらが良いのか?
ツアーと個人旅行、どちらにも良い点と悪い点があります。
私はハワイ旅行回数は20回以上ありますが、ツアーと個人手配の割合は半々。その時々、どちらを選ぶかには理由があります。
私の経験をもとに、その違いをお伝えします。あなたの旅の目的に合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
ツアーと個人手配はどちらがお得?
ツアーと個人手配の料金は、いくつかの要因によって違ってきますが、主な要因は次の通りです。
- 人数
- 旅行の時期
- 滞在日数
- 航空会社
- ホテル(部屋のグレードも)
- 出発までの残り日数←重要
「いったいどっちなんだよー」と思われるかもしれませんが、一概に答えることができません。
どちらにもメリットとデメリットがありますので、自分の旅行の目的や予算、希望するサービスなどによって決定する必要があります。
それぞれのメリットとデメリットに、私の体験もふまえてご説明していきます。
ツアーと個人手配の違いを比較しながら、あなたが自分に合った方法を選んでみてくださいね。
ツアー(パッケージツアー)
一般的なハワイツアーはハワイ現地での行動は自由です。添乗員さんが同行案内してくれるわけではありません。
ハワイのJTBツアーを例に具体的にみていきましょう。
ツアーのデメリット
最初にデメリットからお伝えします。私が感じたデメリットは次の3点です。
その1:航空券・ホテルの選択肢が少ない、もしくは決まってる
航空便とホテルは決められているか、選択肢の中から選ぶので、自由度が低い。
ツアー会社も日本人観光客が好むホテル、安全で便利なホテルを中心に選んでいるので、強いこだわりがないなら気に入ったホテルは見つかるでしょう。
その2:到着後最初に説明会がある
ハワイに到着後、旅行会社のオフィスで約15~30分くらい、時間や荷物の集荷などツアーの説明とハワイお土産のご紹介があります。
はじめてツアーを利用する人は参加しておいた方がいいと思いますが、必要無い人は参加してもしなくてもOKです。
その3:空港からレンタカーで別行動したい場合は離団になる
空港とホテル間の送迎がツアーにセットになっている場合、レンタカーを借りることがややこしかったです。(ホテル到着後にレンタカーを借りることは問題ありません。)
ハワイ島だったのですが、ホテルからレンタカー屋さんまでが遠く、タイミングとしては空港でレンタカーを借りるしかありませんでした。
ホテルまでの送迎はいらないので、空港からレンタカーを借りて自由に行動したい場合、ツアーから抜ける(離団)ことになります。
ハワイで『離団届』を出して、ここからはすべて自己責任で行動しますということになります。
ツアーのホテルや帰りの航空券はそのまま有効ですので、自分でホテルにチェックイン・チェックアウトをして、帰りの飛行機に遅れないように空港に自力で行くことになります。
送迎付きハワイ旅行ツアーで空港からレンタカーで別行動したいツアーのメリット
「ツアー」と聞いただけで毛嫌いする人もいますが、ツアーだからこそのメリットが多々ありますよ。
その1:空港ーホテル間の送迎があると楽な2つの理由
空港からホテルまでの送迎(シャトルバス)がセットになっているものが多く、シャトルバスから眺めるハワイの風景もおすすめです。
オアフ島のツアーでは、スーツケースは空港からホテルの部屋まで直接運んでもらえるので、ホテルにチェックインをする前に、観光もショッピングも行けちゃいます。
逆に帰国日は、スーツケースはホテルの部屋から空港まで運んでもらえます。
スーツケースをガラガラ引いて歩くことが無いって、かなり楽なんですよ。
帰国日、チェックインカウンターがとても混雑するホノルル空港に、搭乗できるピッタリの時間に空港まで送ってもらえるのは、何気に助かります。
出発まであと1時間というのにハイウェイで渋滞にハマってハラハラしたことがありますが、このバスに乗っている人全員日本への同じ便なので、全員乗れないなんてことツアーだからないだろうと思っていたら、さすが間に合いました。
その2:大手旅行会社だからこそできる割引価格
大手旅行会社は航空券やホテルを事前に大量に購入するため、特別な割引を受けることができます。このためホテルの価格も安くなるみたいなことがあります。
また、旅行会社はホテルと航空会社と両方との繋がりがありますので、個人手配では高額なホテル価格でも、ツアーになるとそう高くもないぞという場合もあります。
その3:滞在中は旅行会社のトロリー乗り放題
オアフ島ツアーの場合、最大のメリットはこれではないでしょうか。
ツアーでなくても、トロリーのチケットだけ買う人もいるほど。
主な観光スポットやお店は、トロリーでほぼ網羅されています。
何よりも日本人観光客しか乗車しないので、妙な安心感があり、トロリーの中は心身ともにほっと一息。
JTBハワイのオリオリトロリー・HiBus(ハイバス)運行再開!チケットだけでも買えるその4:現地デスクがサポート!
台風接近で飛行機の遅延、荷物の紛失など、トラブル時にはツアーカウンターや24時間サービスで日本語で対応できるので万が一の場合に安心です。
ホテルのトイレは宿泊客しか利用できないのが一般的です。宿泊ホテルまで戻るのは大変で、ちょうどツアーデスクがあるホテルに居たので、デスクに行ってトイレを借りたいと伝えると、ツアー参加者であることの確認後、そのホテルのトイレの鍵を貸してもらえました。何気に助かりました。
その5:旅行会社独自のサービス
旅行会社によって、ツアーによって、異なりますが、ツアー特有のサービスが侮れない!
ちょっとだけ高いツアーになりますが、滞在中ホテルのラウンジでの飲食が無料などはランチ難民にならずにすむし、レストランでの時間節約にもなり、元がとれるほどコスパは良いのです。
その6:出発1ヶ月以前ならばキャンセル料が無料
キャンセルできるから予約しておけば、とオススメしているのではありません(キッパリ)。
ツアーは混み合う時期は数ヶ月前から予約済になるので、予約するかもしれないならばギリギリで決めるよりも空きのあるうちに予約しておいた方がいいですよって話です。
何らかの事情でツアーをキャンセルしたとしても、すぐに埋るので心配は無いと旅行会社の友人は言ってました。
2020年コロナ流行の兆しが見え始めた頃、翌々月にまあまあ高額なハワイツアーを予約していたのですが、出発の1ヶ月以上前にキャンセルできて良かったです。もちろん全額返金されました。
この時は、本当にツアーで良かった~と思いました。
- 家族旅行の時:絶対に予約でミスをしたくないのと、万が一の時のトラブル対応のため。旅行会社ツアーでの安心感を優先。
- ひとり旅:一人だと割高にはなりますが安心安全のため。
- 高級ホテルに滞在するとき:個人手配よりも安く泊まれる場合が多い。
ハワイ旅行ツアー
旅行会社から配布されているパンフレットや、WEBでどんなツアーがあるか確認することができます。
申し込むタイミングや、開催中のキャンペーンによって値段が変わる場合もありますので、時々チェックしてみると良いですね。
WEB限定のお得なツアーや、直前予約割引のツアーなどもあります。
JALパック ハワイ
航空会社はJALを利用することが最大の魅力!
人気のJALパックのツアーなら追加料金無しで、JTBのトロリー(HiBUS)が乗り放題になりました。
HIS ハワイ
キャンセルサポート&あんしんサポート付きのツアーもあり。
選択できるホテルのグレードに幅があるので、プチホテルタイプのツアーなどお手頃なツアーあり。
LeaLeaトロリー&ワイキキトロリー乗り放題
JTB ハワイ
海外旅行最大手の旅行会社。
ホテルは選びぬいたホテルという感じで安定したグレードのホテルばかりです。
高級ホテルに泊まりたい場合は特にオススメ。
以前、ツアーの飛行機はエコノミークラスで申し込みましたが、帰りの便だけビジネスクラスにアップグレード(家族3人とも)というラッキーなこともありました。
HiBus無料のJTBツアーを見てみる
ハワイダイナミックパッケージ
JAL海外ダイナミックパッケージ
「JAL海外ダイナミックパッケージ」は、航空券とホテルを自由に組み合わせできるプラン。
2分でわかるJAL海外ダイナミックパッケージ
目的地や航空のクラス、ホテルの部屋の種類など、多彩なオプションからアレンジが自由自在。
例えばこんな組み合わせができます。
ハワイに3泊滞在の場合
例1:最初の2泊はホテルに宿泊、1日だけ友人の家に宿泊する。送迎を追加。
例2:1泊ずつ別のホテルに宿泊する。送迎は付けない。
航空券とホテルの検索が一度にでき、支払いや予約の確認が一箇所で完了するので、管理も楽々です。
手続きは24時間ネット上で行え、スマートフォンからも購入可能。
日本全国からの出発場所が選べ、一人旅も気軽に申し込めます。
予約は出発の360日前から7日前まで受け付け。間際の予約ができるのは狙い目ですね!
航空券とホテルを自由に組み合わせて予約!
JTB 海外航空券+ホテル
JTBにも航空券とホテルを自由に組み合わせるプラン「海外航空券+ホテル」があります。
このサービスでは、以下の特徴があります。
航空券とホテルがセットになっているので、別々に予約するよりも、割引価格で購入できます。航空券代金には燃油サーチャージ、諸税が含まれた合計代金なので安心。
330日前から出発当日まで予約が可能。ネットで予約が完結できるので、リアルタイムの空席・空室が分かり、キャンセル待ちをすることなく即決。
予約後は、座席指定が可能。
「海外航空券+ホテル」は、自分の好みや予算に合わせて旅行を楽しむことができる便利なサービスです。
個人旅行(個人手配)
個人手配もデメリットからご説明しますね。
個人手配のデメリット
その1:自分で調べたり手配が面倒(色々と比較検討する材料が多い)。
自分で調べればお得な航空券、お得なホテルも存在するかもしれませんが、それらをネット上をあっちこっちと移動しながら一つずつ探すのは時間も労力もかかります。
また、航空券やホテルの価格は空席や空室状況により変わってくるので、頻繁にチェックする必要が。
その2:ホテルは宿泊費以外に部屋の清掃代やリゾートフィーが必要な場合が多い。
リゾートフィー(アメニティーフィー)や清掃代が含まれていない場合が多いので確認すること。※リゾートフィーには税金(州税・ホテル税)が加算されます。
その3:慣れていないと予約で間違えが生じることも(日付や時間の間違い)。
日本とハワイの間の太平洋上に「日付変更線」があるため、日本の方が先に夜明けを迎え、ハワイは最後の方に夜明けを迎える事になります。
日本を出発した日と同じ日の午前中にハワイに到着し、帰りはハワイを出発した翌日に日本に到着となります。
ホテルやレンタカー、現地ツアーの予約など、日本の日付とは違うので、日付を間違えて予約しないように気をつけましょう。
その4:航空券の変更・取消は、キャンセル料が発生する場合が多い。
航空会社のチケットは予約できないことが多いです。
コロナ禍以降は緩和され航空会社によっては変更が可能になりました。
個人手配のメリット
個人手配の最大の魅力は、希望の航空券、希望のホテルを自分で選べること。
宿泊ホテルやコンドミニアムにこだわりがある方は、個人手配が向いています。
その1:航空券(座席)もホテルも希望にあったものを自由に選べる
航空券はたまったマイルを利用することもできるし、ツアーにないホテルにも泊まれます。
その2:3人以上でコンドミニアムタイプを借りればリーズナブル
まるで家を借りるような広さなので、暮らすようなハワイ旅が楽しめます。
衣類洗濯乾燥機があるととても便利。
その3:空港からレンタカーを利用できる
空港からレンタカーを借りられます。
その4:ホテル予約サイトはセールが頻繁にある
セールやキャンペーンがよくあるので、時々チェックしているといいでしょう。
また、ホテルは予約サイトよりも直接ホテルのサイトに予約した方が安い場合もあるし、ホテルからの特記事項があるかもしれないので、予約の際は、ホテルの公式ホームページは必ず確認しましょう。
航空券も格安サイトよりも、航空会社の公式サイトの方が安い場合もあります。
- 友人との旅行:広いコンドミニアムに泊まり自炊で住むように楽しみたい。
- 宿泊したいホテルがツアーに無い:個人手配するしかない。とくに離島の場合はツアー用ホテルが一部に限られる。
- 3人の場合:広いコンドミニアムを借りて3人で割り勘が断然にお得。コスパ最強!
ハワイ旅行を自分で手配
航空券予約サイト
サプライズ(海外格安航空券の比較サイト)
エアトリ(航空券のオンライン売上No.1)
ホテル予約サイト
JTB HAWAII TRAVEL.com(ハワイNo.1旅行会社「JTBハワイ」のホテル予約サイト)
楽天トラベル(何気にセールで安かったりします)
Hotels.com(10泊すると1泊分のボーナスステイがもらえる)
Expedia(世界30か国以上で展開している旅行予約サイト)
自分で手配したときの費用例
離島は、ツアーでの宿泊ホテルの数がオアフ島と比べて選択肢がかなり限定され、希望通りのホテルがツアーにはないということもしばしば。そんなときは個人手配です。
下記はカウアイ島旅行を個人手配した時の費用の例です。
実例:カウアイ島のコンドミニアムに3名で5泊7日(2019年6月)
・航空代金:約10万円/ 1人
・コンドミニアム(ベッドルーム2部屋 + リビングルーム + キッチンダイニングスペース):165,000円…55,000円 / 1人
・レンタカー:35,000円…11,666円 / 1人
合計:約17万円 / 1人・・・安い。
※補足:私は溜まったマイルを航空券に利用したので航空代金は0円。約7万円のリーズナブル旅行でした。
離島のコンドミニアムは一軒家のようにキッチン、ベッドルーム、リビングと日本の我が家より広いのに、お値段がそんなに高くありません。3人で借りればかなりリーズナブル。
このようにグループでコンドミニアムを利用すると、広-いお部屋に滞在しながらコストがかなり抑えられます。
個人手配の注意点
パスポートとESTAが有効期限内かに注意しましょう。
そもそもESTAを取得していない人は、取得をお忘れなく。
ESTA(エスタ)はいつまでに申請が必要?申請方法と注意点を再確認!ハワイ観光局によると、パスポートの残存有効期間が米国入国日から90日以上あること。
台風で飛行機の遅延などアクシデント発生時には自力でなんとか対応しないとなりません。
ハワイからの飛行機が台風で遅延!補償や注意すべきことやは?また、個人手配の時こそ、海外旅行保険には加入しておきましょう。
ハワイ旅行におすすめの海外旅行保険は?選び方と各社比較まとめ:ハワイ旅行は個人手配が安いのか?
私がツアーにするか、個人手配にするかを含めてメリット・デメリットをご紹介いたしました。
最大のポイントは、優先順位を決めて、それにあった手段を選ぶことでしょう。
特に、海外旅行に不安がある人はツアーがおすすめです。
私の経験では、出発直前ギリギリのツアーが一番安いのではないかと思います。旅行会社が大量に買い取った在庫があまっている場合の在庫処分的なツアーです。
ひとり旅の時に出発直前ツアーを利用しました。飛行機の時間が悪いとか、ホテルのランクが下がるなどサービスが悪くなるわけではありませんので、かなりお得感があります。
7~8月のハイシーズンや繁忙期には、ツアーの方が割安になることが多く、オフシーズンには、自分で手配した方が安くなることもあります。
予算と希望にあったプランでハワイ旅行を楽しんでくださいね。
ハワイの一人旅はツアー?それとも個人旅行?