日本では「梅」は昔から馴染み深い食物として好まれていますが、実はハワイでも同じ。
ハワイでは、この「リーヒンムイ」と呼ばれる梅干しを干したような梅が、駄菓子のようなスナック菓子として大人にも子どもにも人気なんです。
中国産の乾燥梅干に塩と砂糖とリコリス(甘草)の粉がかかっています。この粉ってのが微妙だ。。。
もともとは、中国の移民がハワイに来たときに、長い航海の間に日持ちのする梅や果物を乾燥させて持ってきたのが始まりです。
中国では梅は“幸運”を象徴するもの。
「リーヒンムイ」は、干し梅だけではなく、ピンク色の「リーヒンパウダー」という粉末もあり、ヨーグルト、フルーツ、かき氷、マラサダや、ポップコーンなど、バラエティに富んだ色んなものにかけて食べるそうです。
例えば、紙袋の中に、「リーヒンパウダー」と「マラサダ」を入れてシャカシャカっと振ってまぶしてピンク色にして食べるらしい。それほどポピュラーな調味料(香辛料?)のようです。
キャンディやグミにも、リーヒンムイ味もあります。
大人はお酒に入れたりもするそうですわ。梅酒っぽいね。
私はアロハスタジアムのスワップミートの乾物屋さんで、「リーヒンムイ」を見つけました。
「これだ、あった、あったー♪」。
そして、初めてリーヒンムイを食べたときには、
「べ~っ、すっぱ・まっずーーーぃ」
何だこの強烈な味???中国風味の梅?
甘くて、塩っぽくて、酸っぱい。
ざっくり言うとこれらの味覚で、微妙なバランスなのです。
ところが、1口目は刺激的なまずさでも、だんだん癖になって、おいしくなってくるという不思議な食物。
このさわやかな酸っぱさが癖になるんでしょうねぇ。
また、買ってこようって思ってしまいます。
ハワイに行った時は、リーヒンムイをお試し下さい。
あっ、お土産に「リーヒンムイ」を買うのは刺激が強いのでやめた方がいいかもしれません。
まずは、自分でお試し下さいね。