ハワイでは喫煙ルールが日本とは異なります。また、日本より規制が厳しく罰金が伴うので注意が必要。
日本に居る感覚で人が居ない道端でちょっと一服・・・と、そこが禁煙場所の場合は罰金!
タバコを吸ってはいけない禁煙場所がはっきりと決まっているので、喫煙者はハワイ州の喫煙ルールを事前に確認しておきましょう。
IQOS(アイコス)など電子タバコも、タバコに関する法律の対象に含まれます。
ハワイの喫煙ルールとタバコ禁止事項
喫煙できる年齢
ハワイ州の喫煙年齢は21歳以上です。2016年に18歳から引き上げられました。
21歳未満は、タバコの購入(販売)も喫煙の禁止ですので、21歳以上かわからない場合は、販売者から写真付きの身分証明書の提示を求められることがあります。
日本人観光客の場合、写真付き英語で書かれている身分証明書となると、「パスポート」や「国際運転免許証」になります。
レンタカーでの喫煙
ほとんどのレンタカー会社では、レンタカーの車内は禁煙です。
また、レンタカーだけではなく、自分の車であっても車内に18歳以下の子供が同乗していたら喫煙はできません。(カウアイ島は13歳以下)。
禁煙場所
ハワイ州では公共の場所を中心に、下記の場所は禁煙区域です。
全面禁煙エリア
・空港建物内、The Bus内、トロリー内、バス停、タクシー内
大勢の人が利用する場所で、副流煙は周りの人にも迷惑がかかります。
・ビーチ、公園、テニスコート、公共プール
ワイキキビーチ、アラモアナビーチパーク、カピオラニパークなどの市営公園や、ダイヤモンドヘッドなどの州立公園など、州や群が管理する公園や保護区は禁煙。
・レストラン、バー、クラブ
屋外の席、スタンドの店でも、食品を売る場所はすべて禁煙。
・スーパーなどショッピングセンター
・動物園、水族館、美術館などの施設
・スタジアム、スポーツ施設
・国や州や郡が所有する建造物
・建物の出入口や開閉できる窓から20フィート(約6メートル)圏内は禁煙区域
部分的に禁煙エリア
・ホテルの客室とロビー、通路、エレベーター、プール
ホテル内は基本的に禁煙ですが、ホテルやコンドミニアムにより、喫煙所が設けられていたり、喫煙OKの部屋もあります。
・ゴルフ場内の公共場所(レストランやショップ)
レストランとショップは禁煙ですが、ゴルフ場自体は喫煙法が適用されないので、各ゴルフ場の規則に従います。
禁煙に違反した場合の罰金
禁煙場所で喫煙が発覚した場合は、違反者への罰金額は初回違反が上限100ドルです。
1年以内に再度違反した場合は上限200ドル、1年以内にさらに3回目の違反をした場合は最高500ドルまで引き上げられます。
喫煙可能な場所
ワイキキの喫煙所
喫煙家はハワイに行けないのは?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
禁煙区域以外の屋外は喫煙OK
喫煙ができる場所もところどころにあります。灰皿が設置されている所が喫煙所の目印になります。
屋外は喫煙できますが、忘れてはならないのが禁煙指定されている場所が明確にあるということです。
屋外であっても禁煙指定されているビーチやパーク、建物の出入口や開閉可能な窓から20フィート(約6メートル)圏内は禁煙ですのでご注意ください。
歩きタバコに関する法律はありませんが、日本と同様に他の歩行者に迷惑がかかるのでやめましょう。
ワイキキで灰皿が置いてある場所の一部をピックアップ
喫煙場所のあるホテル
ホテルの総客室数の20%までは喫煙可能な部屋にできるので、喫煙OKのホテルもあります。
また、ラナイ(ベランダ)はホテルによって喫煙ルールが異なりますので、各ホテルでご確認ください。
誰にも見られなければ大丈夫とお部屋で喫煙し、タバコの匂いがベッドシーツなどにつくとクリーニング代も請求されかねません。喫煙ルールは守りましょう。
ハワイの空港の喫煙所
ダニエル K. イノウエ空港内は禁煙施設です。
駐車場など屋外の一部では、喫煙が許可されていますので下記をご参照ください。
ハワイへのタバコの持ち込み
日本からハワイへタバコの持ち込みは可能ですが、上限は1カートン(200本)です。
また、飛行機への持ち込みは、電子タバコ、喫煙用ライターは預け入れではなく機内へ持ち込みの手荷物になりますので、ご注意ください。
さいごに
喫煙に関する法律は、日本に比べて厳しいので、ハワイ旅行ではマナーを守って喫煙くださいね。
ハワイ州では、喫煙年齢を段階的に引き上げられる法案も挙がってます。段階的に年齢を引き上げていき、いずれは喫煙年齢は100歳にする法案さえ話し合われています。
喫煙年齢が100歳以上ということは、本質的にはハワイ州は禁煙ということでしょう。