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ホノルル空港入国審査は自動化でどう変わったか?抜き打ち検査も初体験。

ホノルル空港のアート

ホノルル空港の入国審査に2016年3月から機械(キオスク)が導入されました。米政府のCBPが提供する「Automated Passport Control(APC)」制度によるものです。

2008年以降にESTAでの米国入国をしたことがある人は、機械で入国審査がOK。そうでない人は従来通り審査官による審査の方に並びます。入国審査のフロアに降りると、ほとんどの人が機械の方へ行くので、ハワイには頻繁に来る方が多いことがわかります。勿論、私も含め。

機械の導入で、長ーい審査待ち行列は緩和されました。

※この記事は2018年9月時点の参考記事になります。2023年7月時点では、機内で配られていた「税関申告書」は廃止されています。ハワイでの入国審査の際には、パスポートの提示のみとなりました。

自動入国審査機

友達同士の場合は、1人1台の機械に、家族の場合は、1台の機械で一緒に入力できます。日本語切り替えボタンがあるので、英語がわからなくても機械の操作は大丈夫です。

まずは、パスポートをスキャン。その後、画面に質問事項が表示されますが、フライト情報と税関申告書と同じ内容をチェックで入力。

今回、私は食品の「そうめん」と「めんつゆ」を持ち込んでいたので、機内で記入する税関申告書には下記のように記入していました。

税関申告書(表)

11.私(私達)は以下のものを持ち込んでいる:
(a)果物、野菜、植物、種、食品、昆虫の欄は「はい」にチェック。

税関申告書(裏)

裏面の持ち込み品目の説明には、
・soy source $2
・somen $2
品名金額をドル換算で記入しました。

オーマイガーッ!!スペル間違えた。

「Soy sauce」を「Soy source」って書いちゃいました(-_-;)

【参照】ハワイへの食品持ち込みについて

ちなみに、機械では持ち込み品目は入力しません。

チェック入力が終わると、片方の手の指紋スキャンです。右か左かどちらか自分で指定してスキャンをします。

最後に機械のカメラで写真撮影。目をつぶってしまった!など撮り直しもできます。

そして、レシートのようなものが機械から出てきます。レシートには今撮影した写真が。ひぇーこんな顔で写ってしまった!とちょっとショック。どうでもいいんだけどね。

機械操作はこれで終了。

機械の周りには、係の方がいますので、操作にまごついているとすぐに来て教えてくれます。

みなさん操作が順調らしく、サクサクと完了していきます。

次に、係官に機内で書いた「税関申告書」と機械から出た「レシート」と「パスポート」を渡します。機械で自動化されたとは言っても、ここで簡単に審査は行われます。1箇所しかないので、機械はサクッと終わっても、結局ここで並ぶことに。。。

係官から簡単な質問をされます。私の場合は「食べ物は持ってるか?」でした。

ソイソース、ソーメン」と答えると、それだけ。スペルミスも大丈夫でした。
後は、パスポートに入国済みスタンプを押してもらい、さきほどのレシートに赤えんぴつチェックが入ったものが返されます。

ぬきうち検査

ターンテーブルでスーツケースをひろって、税関審査に向かおうとすると、私と友達だけ、今担当を変わったばかりの女性税関職員に手招きで呼ばれて行くと、「ぬきうち」「ぬきうち」とカタコトの日本語。

「はい、はい。」荷物の抜き打ち検査です。

「そうめんつゆ」と「そうめん」を申告しておいて良かったぁ~。

ここでスーツケースを開けて食べ物が入っていたとすると、虚偽の申告をしたということで、罰金で済めばまだいいけれど、今後の入国は厳重な検査となっていたかもしれません。これだけは避けたい。

さて、堂々と、スーツケースをあけます。

スーツケースの中
荷物はスーツケース右側の4つのポーチに入ったもののみ。

10日間用のスーツケースに4泊の旅行なので、スーツケースの中はかなりスッカスカ!税関職員は「Oh!ショッピングスペース!!」と。”買い物してここに入れるのね?”ってことでしょう。

「exactly(まさに!)」とニッコリしておく。

友達はスーツケースをあけると、一番上にドーンと浮き輪が登場でリゾート感満載。

検査はこれだけ。スーツケースのふたを開けただけで、中身に手をつけることはまったくありませんでした。先ほどのレシートもここで渡します。

ちょっと待っててということで、税関職員が私たちのパスポートを持っていき、外から見えるガラス張りの別室の機械の前でしばらく、何か入力していている。

時間にすると10~15分とわりと長い時間だったので、パスポートにチップでも埋め込まれているのではないかと不安になった。海外ドラマじゃあるまいしね。

パスポートが戻ってくるのを待っている間、他の渡航者からは、私と友達が”あの人たちやばいものを持ち込んでバレたのでは?”という目で見られる。

「私たちは何も悪いことしていないのよ~」という意志表示に妙に明るくニコニコと楽しく待つ。

しばらくして、税関職員がやっとやっとパスポート持って帰ってきました。笑顔で「サンキュー」とパスポートを返されこれで終了です。

ぬきうちにより、思わぬロスタイムが発生。国内線への乗り継ぎ時間に余裕があったから大丈夫でしたが、ギリギリだったらアウトでした。

何が起きるかわからないので乗り継ぎには時間の余裕を。

ハワイ島コナ空港の入国審査の記事はこちら

「U.S. Customs and Border Protection(CBP)」のロゴがパッとみ、ヤッターマンのドロンジョ様に見えるのは私だけだろうか?

米国税関・国境警備局
そうめん

ハワイにピッタリのそうめんです。