アカカ滝に向かう途中に、ホノムというカラフルなお店が並ぶ小さな町があります。人口はたったの五百数十人の小さな小さな町。
アンティークで壁がパステル調の色に塗られていて温かい感じがするところなのですが、車だとほんとに一瞬で通り抜けてしまいます。
ホノムには、手作りジャムで有名になったパン屋さんがありますので、ご紹介します。
ホノムの町
「ホノム」とはハワイ語で「静かな湾」という意味。
1940年代にはサトウキビ産業で栄え、ハワイ島ではヒロに次ぐ人口を誇り「リトル・シカゴ」とまで呼ばれていたという。
車でホノムの町を通ると、あっという間に通り過ぎてしまうくらい、お店屋さんは小さな集合体で、お店が並んでいるのは日がよくあたる道の片側だけ。(東京稲荷町の仏壇通りみたいだ)
オアフ島ハレイワにあるシェーブアイスで有名な「マツモト・シェイブ・アイス」のオーナーのマツモトさんは、ホノムの出身だと聞いたのですが、真相はわかりません。
ホノム・シアター。晴れた日の空の色と、壁のフレームの色がまったく同じ!
ホノカアにある「ホノカア・ピープルズ・シアター」と同じくらい古い映画館。訪問した時は使われていませんでした。
ホノムのランドマーク的な存在の「ISHIGO’S」。
「ISHIGURO(イシグロ)」
あれ?違う
「ISHIGO’S(イシゴズ)?」だ。
日本人には読みにくい気もするのですが、1910年に日系人のイシゴさんが創業したジェネラルストア(雑貨店)です。
今は、ディーン・エドモンドソンさんがこの店を引き継ぎ、「ミスターエドズベーカリー」に生まれ変わりました。看板だけ「ISHIGO’S」のまんま。
ミスターエドズ・ベーカリーの手作りジャム
手作りジャム
地元の人が余った果物を分けてくれて、それをジャムにしたのがきっかけだそうです。こんなジャムはどうだ?これを組み合わせたら?とインスピレーションが浮かびこんなにたくさんの種類ができました。
えーい、どうだ!!壁一面に並んだカラフルな瓶ジャム!店内にはジャムが約100種類。とても選べない・・・。
防腐剤を含んでおらず、シンプルで純粋に、昔ながらの材料で、フルーツ、砂糖、ペクチン、無糖にはスプレンダ・カロリー無し甘味料を使用します。
瓶は鮮度と風味を逃さないように慎重に梱包され、密封されています(開封後冷蔵)。
ストロベリーやラズベリーなどスタンダードなものから、ハワイっぽいリリコイやグアバ、ペッパー、トマト、アボカドやスパイシーなハラペーニョ、マスタードなど味が想像つかないものも。
ジャムは試食できます。
マンゴーハバネロゴールド、モルテンラバー、どういう味なんでしょう?
使われているほとんどの果物は庭(畑?)や知人から分けてもらっているそうですよ。まぎれもなくメイドインハワイ島。トロピカル系は人気があり、毎週ジャムを作っています。
自家製の焼きたてペストリーやパン、クッキーも売っています。
王道のリリコイバターを買いました。リリコイとは日本ではパッションフルーツと呼ばれてます。成分に「egg」って書いてないかい?食べ終わったらこの瓶も大事に使おう。
ジャムは液体物ですので、飛行機に乗る際は必ず預け入れ荷物(スーツケース)に入れてくださいね。
お店情報
28-1672 Old Mamalahoa Hwy, Honomu, HI
6:00~18:00 日休
(808) 963-5000
アカカ滝への途中に、休憩がてら是非立ち寄ってみてくださいね。直線距離で500mもない小さな町なので通り過ぎませんよう。