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セント・アンドリュース大聖堂の観光ガイド|ハワイ最大のステンドグラス

セントアンドリュース大聖堂

ダウンタウンの歴史観光スポットのセント・アンドリュース大聖堂。

ハワイ最大のステンドグラスは圧巻!とくに太陽の光がステンドグラスに直接あたる午後は見事な色の彩さに感動。

日中はドアが開かれているので、誰でも自由に入ることが出来ます。結婚式が行われているときは基本的には入れませんが、係の人から「写真を撮らないで静かにしていれば見学OK」ということで後ろで見学させていただいたことも。パイプオルガンの音色の中、映画のワンシーンのように幻想的でした。

ハワイの歴史とステンドグラスについて豆知識をもって観光をすると、より楽しく見学できますので、ご紹介します。

セント・アンドリュース大聖堂とは

セント・アンドリュース大聖堂外観

セント・アンドリュース大聖堂はカメハメハ四世と妻のエマ王妃によって、自らの土地を提供し、英国国教会の教会として建造されました。

代々アメリカのプロテスタント教徒から教えをうけたハワイ王族ですが、カメハメハ四世は英国国教会に改宗しました。

その理由は、米国との関係がハワイ王国に大きな影響をもたらしていたこと、カメハメハ四世は公私共に英国との関係に好意的であったこと、エマ王妃が英国人の血をひいていたことがあげられます。

残念ながら、1863年にカメハメハ四世は亡くなってしまったため、この建造計画をカメハメハ五世が引き継ぎます。カメハメハ四世が亡くなった日はスコットランドの聖人「聖アンドリューの日」というところから教会の名称はつけられました。

補足ですが、エマ王妃はクィーンズ・メディカル・センター 、セント・アンドリューススクールも設立し、ハワイの医療、教育にも貢献されたのです。

» ワイキキにカメハメハ四世とエマ王妃とアルバート王子が

地図

セントアンドリュース

ハワイ州庁舎の斜め前、州庁舎から徒歩4分です。

ワシントンプレイスのお隣にあります。

エマ王妃スクエアからのセント・アンドリュース大聖堂

セント・アンドリュー大聖堂は、南の島には珍しいフランス・ゴシック様式の総石造り。中世のイギリスの教会に多く見られ建築です。

ゴシック建築の特徴は

・丸いアーチの中央が尖っている(尖頭アーチ)
・天井が高い
・大きな窓と壮大なステンドグラス

建設期間

建材にこだわり、ステンドグラスはイギリスから、石材はノルマンディー地方から運び込まれ、資金不足にも悩まされ、1867年から1857まで約90年間という長い建築期間を要しました。

ガイドブック

ハワイ最大のステンドグラス

セント・アンドリュース大聖堂の正面

正面入り口から入ってみましょう。そのまま振り向かずにまっすぐ進み、教会の中頃まで歩いたところで入り口方向に振り返ってみましょう。

ステンドグラス

外からは真っ黒に見える正面の壁は、大聖堂の内側から見ると壁一面が色鮮やかなステンドグラスです。高さ15m、幅が6mの手製のステンドグラス窓のその色の鮮やかさに感動します。

ステンドグラスには、最後の晩餐や聖書の数々、ハワイの歴史にまつわるものでデザインされています。

大聖堂内部の様子

セント・アンドリュース大聖堂内

大聖堂の内部には、中央にメイン通路、2つのサイド通路

大聖堂の内部

アーチ型の天井、クラシックとハワイアンのデザインをモチーフにした石の柱、そして鐘楼があります。

セント・アンドリュース大聖堂の中
祭壇

鳥の羽根でできたハワイ王朝の象徴である「カヒリ」祭壇の左右に飾られてます。

天井

アーチ型の天井にもステンドグラスの窓が。

カメハメハ四世とエマ王女

カメハメハ4世とエマ王妃

カメハメハ四世と妻のエマ王女の絵が飾られています。

ステンドグラスのカメハメハ4世とエマ王妃

入り口付近のステンドガラスにも、カメハメハ四世と妻のエマ王女が並んでいるのです。その下は早世したアルバート王子。右にいるのはビクトリア王女によってハワイに送られた最初の主教トーマス・スターリー主教。

ステンドグラスにハワイの象徴

お二人の下に描けれているものを見ると、黄色で描かれているのがハワイ諸島。アルバート王子の右の植物はハワイの主たる産業であったサトウキビです。

ステンドガラスのキリスト

上の方のステンドグラスには「サーフィンをするイエス・キリスト」と呼ばれているキリストが。記録には載っていないそうなので「そのようにも見える、イメージさせる」というのが正解かもしれません。

ステンドグラス

キャプテン・クックとカメハメハ四世とキャプテン・ジョージ・バンクーバー

セントアンドリューズパークチャペル

中庭

大聖堂を出ると隣に小さなチャペルがあります。

ホノルルシアターオブユース

大聖堂を建設している間、こちらで礼拝をおこなっていたそうです。

ホノルルシアターオブユース内

壁に取り付けられている扇風機の数を観てください!訪問した日は30度のとても暑い日だったので、人が入るとここがどれだけ暑くなるのか想像つきました。

外廊

撮影に使えそうな回廊。まるでスペインのようです。

まとめ

神

イオラニ宮殿、州庁舎とハワイの歴史的建造物が並ぶダウンタウンで、このセント・アンドリュース大聖堂だけはヨーロッパの雰囲気が味わえるところです。

そして、壁一面の天井まで届くステンドグラスを見ると、挙式会場として大変人気がある理由がわかります。

ステンドグラスの中にハワイの歴史やサーフボードに乗ったキリストがデザインされ、あそび心もほどよく。

ドアが開かれていて観光客でも自由に入れますので、ダウンタウンめぐりのときはぜひ訪れてみてくださいね。

セント・アンドリュース大聖堂

229 Queen Emma Square, Honolulu, HI 96813
行き方:トロリーでハワイ州庁舎で下車。徒歩4分。
(808) 524-2822
https://www.thecathedralofstandrew.org/

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