ハワイに行くと、虹を見る機会が何度もあります。
虹が見えるたびに、「あっ!虹」と反射的に声に出てしまい、テンションアップ!幸せを見つけた気分に。
ハワイ語で虹は「ānuenue(アーヌエヌエ)」と呼びます。
「a」の上の横棒は、ハワイ語のカハコー「 ¯ 」と呼ばれる、音を強調し長目に発音する記号で、アルファベットと組み合わせて使います。
「ā」は「アー」と伸びて発音。
また、低い位置に出た虹は、「uakoko(ウアココ)」と呼びます。
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ハワイでよくみかける虹マーク
ハワイ州は「レインボーステート(Rainbow State)」とよばれるように、ハワイではよく虹を目にすることができます。
ハワイでは、本物の虹の以外にも、いたるところで虹のモチーフを見かけます。
▼ハワイ州の車のナンバープレートは「虹」のデザイン。こちらは「ヌシカンさん」で有名な、ホノルルのハワイ出雲大社の車のナンバープレートです。
▼The BUS
▼ヒルトン・ハワイアンビレッジのシンボル的建物「レインボータワー」
▼ヒルトンホテルのアメニティはハワイ語で「ānuenue(アーヌエヌエ)」と虹です。
▼シェイブアイスもレインボウカラー
▼メントスや、クッキーもレインボーカラー
口に入れるのがこわいくらい・・・。
虹の見つけ方
ハワイで虹を見たことがない?
ハワイ旅行中に、ホームステイでハワイに来て約1か月という日本人の女性に出会いました。その時ちょうど虹が出て、彼女は「はじめて虹を見た!」と大喜びなのです。
「ほんとに?!」
1ヶ月間もハワイに滞在していたのに、なぜ虹を見たことがないのか、理由はわかりませんが、虹を見つけるためにはちょっとしたポイントがあります。
虹は見える方向と角度が決まっている
虹が見える条件は以下の3つ。
- 太陽が水滴に反射をするので、雨上がりであること。
- 虹は太陽と180度反対の方向に出ます。(虹を見ているときは太陽は背中の方向)
- 太陽を背にして、太陽光の角度から約40度の角度に虹は見えます(太陽がほぼ真上にある昼間は見えない)
つまり、
- 太陽が低い位置にある朝か夕方の雨上がり
- 朝の場合は西の空に、夕方の場合は東の空に
見えます。
ハワイで雨が降りやんだら、太陽と反対の方向の空を見ましょう。きっと虹が見えます。
ダブルレインボウ(二重の虹)はどうなっているの?
ダブルレインボウ(二重の虹)は、主虹に対して外側にできる副虹は、光が水滴に2回反射するため若干暗く、色の並びの順番が反対になります。
▲ハワイ島で見たド迫力のダブルレインボウ
周りに障害物が何もないと、すぐに目の前の虹に手が届きそうな、はたまた虹のビームに吸い込まれそうな、遠近感がわからなくなる・・・。
虹が見える部屋
このことから、ワイキキで虹が見える部屋に泊まりたい場合、
南向きのオーシャンビューのお部屋では、虹が見えません。
逆に西向きのマウンテンビューや、シティビューのお部屋だと、このようにお部屋から虹を見ることができます。
↓ ↓ ↓
虹は長時間出ていることはなく、フッと現れては、ボワーンと消え、しばらくするとまた現れ・・・と出たり消えたりです。現れるたびに反射的に「あっ、虹」!
虹が見えるお部屋が良い人は西向きの部屋をどうぞ。
ハワイでは虹は6色
ハワイの伝説です。昔は空には虹がなく、雨が降ると暗くなるだけの空。
メネフネ(カウアイ島に住んでいたと言われる伝説上の小人たち)たちが集まって相談し、空に色をつけよう!ということになりました。
メネフネたちは、虹の色の材料を探してひとつのボウルに入れ、これをカフナ(僧侶)が混ぜあわせて虹のもとができました。
メネフネたちの探した材料は次の6つ。
赤 :王室の象徴カヒリの赤い羽根
オレンジ:イリマの花
黄色 :熟したバナナ
緑 :シダの葉っぱ
青 :海の深い青い水
紫 :女王のシルクのドレスをちょこっと拝借
カフナは、矢の先端に虹のもとのしずくをつけ、雲をめがけて打ち込みました。
やがて、ぽつぽつと雨が降り始めると、あたり一面の虹ができたそうです。メネフネたちは大喜び。
日本では青と紫の間に「藍色」が入って、虹は7色で現します。
虹にも種類があります。
▼丸い虹
▼月にかかる虹、ムーンボウ
Over the Rainbow
「No Rain, No Rainbow. 雨が降らないと虹は出ない」ということわざがあります。
嫌なことのあとには良いことがある、良いことの前には試練があるとでもいいましょうか。
虹は幸せへの架け橋ともいわれる通り、幸せの象徴です。
ハワイ出身の有名シンガー「IZ」のOver the Rainbowのウクレレカバーをどうぞ。