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プリンセス・カイウラニ「Princess Kaiurani」

プリンセス・カイウラニ

白い孔雀―ハワイ王朝最後の希望の星プリンセス・カイウラニ物語

ハワイ王朝最後の王女カイウラニの生涯を描いた映画『プリンセス・カイウラニ』。ハワイの利権と土地が持つ可能性に目をつけたアメリカ人の策略で故郷をおわれながら、愛する国家と国民の権利を求め、23歳という若さで病に倒れるまで戦い続けた悲劇のプリンセスです。

カラカウア王の妹とスコットランド人の父親アーチボルトの間に生まれましたが、カイウラニが幼い時に母親は亡くなります。

STORY

1889年、反王制派の反乱の中、カイウラニはハワイを脱出し、父親の故郷でもあるイギリスへ。ところがイギリスでは人種差別にあいながらも、自分を助けてくれる友人もいて、そしてロマンスも生まれる。そんな中、カラカウア王死去の報せを受け、自分を育ててくれた叔母がリリウオカラニ女王となる。リリウオカラニ女王は軍からの新憲法に屈せず国民が虐殺され、王制崩壊へと向かうのでした。それを知ったカイウラニは愛するハワイとハワイアンの権利のために立ち上がるのでした。

撮影背景

監督のマーク・フォービーは、この映画が初監督。ハワイで生まれ育った愛妻レイラニとイオラニ宮殿を観光中、企画を思いつき映画にしようと、入念なリサーチと歴史研究を重ね出来上がった映画です。

カイウラニを演じた、クオリアンカ・キルヒャーは、生まれはドイツですが、2歳からハワイで育ったそうです。父親はペルー出身のアーチスト、母親はスイス系人権活動家で、なんとも国際色豊かなこと。

イオラニ宮殿

イオラニ宮殿は、1882年にカラカウア王により建設されたアメリカ唯一の王族の宮殿。イオラニとはハワイ語で「天国の鷹」の意味。

1889年、ハワイ王国の首都ホノルルにあるイオラニ宮殿では、街に初めて電燈が灯されることを記念して点灯式が行われました。この当時はイギリスのバッキンガム宮殿でも電気化はされていなかったそうです。

カイウラニ女王は式典で外灯のスイッチを入れる重要な役割を果たしました。皮肉なことに、その直後、反政府グループによるクーデターが起こってしまうのです。

国民に愛されたハワイの女王「カイウラニ」

プリンセスの名を持つ「シェラトン・プリンセス・カイウラニ」は、ハワイ王室の領地跡に建てられ、カイウラニは幼少期をここで過ごしました。ホテル内にはハワイ王朝の歴史を感じる工夫がされています。こうして今でもカイウラニはホテルの名としても、ハワイに残っています。

明治14年カラカウア王が来日したときに、赤坂璃宮で明治天皇と会談し、カラカウア王の姪で王位継承権のカイウラニと山階宮定麿親王との縁談の申し出がありました。当時カイウラニは5歳。
カラカウア王はこの縁談によってハワイ王室と日本の皇室との結びつきを強くして、アメリカの動きを抑えハワイ王国の存続を考えていました。
しかし縁組は実現しませんでした。
この縁談が実現していたら、今頃、日本人はパスポート無しでハワイに行けたのかもしれませんが、どちらにせよ第二次世界大戦でハワイは米国に併合されていたような・・・。

映画『プリンセス・カイウラニ』公式サイト